自民党の小林鷹之政調会長(中央左)から総合経済対策に関する提言書を受け取る高市早苗首相(同右)=11日午後、首相官邸 自民党の小林鷹之政調会長は11日、高市早苗首相と首相官邸で面会し、政府が月内の策定を目指す総合経済対策に関する党の提言を提出した。物価高対策と、首相が掲げる「成長投資」「危機管理投資」の推進を柱とし、「強い経済の実現」を要請。財政運営の在り方について「単年度主義からの脱却」を求めた。
この後、小林氏は記者団に対し、経済対策の裏付けとなる2025年度補正予算案の編成を巡り、「規模感について、私の感覚では財政当局とまだまだ乖離(かいり)がある」と述べ、政府に対応を求める考えを示した。具体的な金額には言及しなかった。