
吉田栄作(56)が11日、東京・109シネマズプレミアム新宿で行われた米映画「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」(スコット・クーパー監督、14日公開)公開直前プレミアイベントに登壇。敬愛し、影響を受けた米国のシンガー・ソングライターのブルース・スプリングスティーン(76)への思いを熱く語った。また、21年に結婚した内山理名(44)との間に誕生したと9月10日に発表した、第1子にロックを聴かせており、「泣きやむ」などと親バカの顔を見せた。
吉田は、高校2年から俳優を志し、バンドを組んだ。白いTシャツにブルージーンズ、ギターを抱え星条旗を背に歌う“ボス”ことスプリングスティーンの姿に高校時代に憧れ、19歳で俳優、20歳で歌手デビューした。その後「近い将来、勉強し直したいと思い始めて、帳尻合わせしたくなって、4年後に休業してアメリカに行きました」と芸能界での成功を捨てて26歳で渡米し93〜97年までロサンゼルスに滞在した。
その中、95年にアルバム「ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード」をタワーレコードで買い「ロサンゼルスに来ると言うので」ライブを鑑賞。「見に行って、ギター1本で2時間…初めて生で見て、シビれましたね」と振り返った。イベントの中で、スプリングスティーンも使用するギターを手に80年の「ハングリー・ハート」を熱唱。「手が震えている」と喜んだ。
「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」は、82年にキャリアの岐路に立ったスプリングスティーンを描く。ロックスターとしての喧騒を離れ、誰もいない荒野のような、どこでもない場所に、4トラックのレコーダー1台を持って向かい、手元にあるのは曲になりかけた断片だけ。恋人との時間、幼き日の母との思い出、そして父との確執に苛まれながら、彼は静かに魂を刻み始める。伝説の名盤「ネブラスカ」の創作の舞台裏と若き日のスプリングスティーンの心の旅を、米俳優ジェレミー・アレン・ホワイト(34)が演じた。
父と子の物語では? と聴かれると「男っていうのは、父親との関係というのは、子供の頃から、ずっとあるじゃないですか? ある時、父の身長を超えたり、父が年取ったな、というのはあると思う。ブルースにも成長過程で、あったんだなとファンとしてうれしかった」と感慨深げに語った。子供の誕生について聞かれると「(父として)オールドルーキーです。この年になっての子供ですから、とにかく自由。何でもやって欲しい。スポーツでも音楽でも、何か好きなことを追求してくれたら良いと思う。ああせい、こうせいという時代じゃない」と口にした。
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子供には「クラシック。ジャズ、色々聞かせていますけど、ロックで泣きやむ。おっと思う。鼻歌を歌ったりね」と、音楽を聴かせていると明かした。そして「命の大切さ、はかなさを私生活で感じることもあった。俺は生きている…1回きりの人生を燃やしきる。子供が20歳になると今の“ボス”の年になる。ギターを弾くのを目指したい」と力を込めた。
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