「ラムネモンキー」反町隆史、大森南朋、津田健次郎がトリプル主演、「コンフィデンスマンJP」「リーガルハイ」の脚本家・古沢良太による連続ドラマ「ラムネモンキー」が2026年1月14日(水)よりスタートする。
脚本を手がけるのは、「コンフィデンスマンJP」「リーガルハイ」「デート〜恋とはどんなものかしら〜」、大河ドラマ『どうする家康』など、心を揺さぶるノスタルジーから、痛快な笑い、そして重厚な人間ドラマまで、ジャンルを超えて話題作を生み出してきた大ヒットメーカー・古沢良太。
そんな古沢が、少年時代の“あの頃”の記憶と“いま”の感性を融合させて挑む、笑って泣けてちょっぴり謎めいた最新作。
主演に迎えるのは、反町隆史、大森南朋、津田健次郎という豪華トリオ。ドラマ・映画・声優など多彩なフィールドからそれぞれの道を築き上げ、唯一無二の存在感を放つ3人が、今回初めてトリプル主役として揃って共演する。
「1988青春回収ヒューマンコメディ」にミステリー要素もプラス!?
主人公は、吉井雄太<よしい・ゆうた/通称ユン>、藤巻肇<ふじまき・はじめ/通称チェン>、菊原紀介<きくはら・きすけ/通称キンポー>という見た目も性格もバラバラな凸凹3人組。
1988年、中学時代は映画研究部でカンフー映画制作に夢中だった彼らも、いまや51歳。「こんなはずじゃなかった」と三者三様に人生に行き詰まりを感じていた…。
そんなある日、「丹辺市の建設現場から人骨発見」のニュースが。
少年時代を過ごした町の名前に心がザワついた紀介。2人に連絡し、37年ぶりに3人が再会する! 昔話に花が咲く中、中学時代憧れだった顧問の女性教師の記憶が曖昧になっていることに気づき!? 映画研究部の集合写真と共に掘り出された紙には“行方不明”の文字もあった。
「俺たち、なんか大事なことを忘れてない…!?」
そんな3人が、顧問教師の謎の失踪事件を追いながら再び走り出す。
古沢良太が自身の“原点”に立ち返る
今作の舞台は、現代。人生に迷いながらも、ふとしたきっかけで1988年の記憶に立ち返る主人公たち。実はその“あの頃”は、古沢自身も中学生として青春を過ごしていた時代そのもの。
古沢が自身の“原点”である青春期の記憶に立ち返りながら、これまで培ってきた“革新”の語り口を融合させた今作は、独特なユーモアとテンポ感に、ちょっぴり謎めいた展開で笑って泣けて、心がじんわり動き出す…これまでの古沢作品の中でも群を抜く新感覚のドラマとなっている。
地上波民放連ドラとしては「コンフィデンスマンJP」シリーズ以来となる最新作となる。
反町隆史×大森南朋×津田健次郎が初共演
大手商社勤務で営業の花形としてバリバリ活躍してきた雄太だが、ある事件によって閑職に追いやられ、会社でも静かに過ごすように。
妻や高校生の娘からも腫れ物に触れるように対応され、自身の人生にむなしさを覚えていた中で、2人と再会し、“熱い自分”を思い出す。
主人公3人の中で、いわゆる“陽キャ”な雄太を演じるのは反町隆史。
今作で共に主演を務める大森とは初共演、津田とは「グレイトギフト」(2024年・テレビ朝日系)以来の再タッグ。
「古沢さんが生み出す独特の世界観にいつも魅了されてきたので、今回その世界の一員として撮影に臨めることが本当に楽しみ」と語る。
大森南朋が演じるのは、“クセ強”映画アニメ・オタクの肇。映画研究部でも部長を務めた肇は、夢をかなえ映画監督に。しかし、近年はこれといったヒット作品も出せない中、自身のプライドの高さゆえに、周りにもあたりちらしがちで、偏屈でめんどくさい男として疎まれ孤立していた。
肇自身、すっかり創作意欲も失っていたが、封じていた中学生時代の記憶とともに、かつての気持ちを取り戻す。
大森は、「どうする家康」で、主人公・家康をずっと支え続ける徳川四天王の1人、酒井忠次を演じ、古沢作品に必須の存在となってきたが、今回ついに主演の1人に。「きっと今回もまたいっぱいしゃべるんだろうな(笑)と思っていましたが、読んだら止まらない面白さでした!」と古沢への強い信頼をにじませる。
津田とはこれまでの出演作で共演はあったものの、“共演シーン”なく、今回が“実質初めて”の共演となる。
さらに「ちびっこチェン、ユン、キンポーを演じる方々にも期待大!彼らに雰囲気を寄せていくということもやっていきたい」と期待を込めた。
津田健次郎が演じるのは、3人の中でも“気弱”な博愛主義者の紀介。漫画家を目指していた時期もあった紀介だが、母の店を継ぎ理容師に。
しかし、認知症となった母の介護に追われる日々の中、何のために理容師になったのか、自分が本当にやりたいことは何なのか分からなくなっていた。青春の記憶が彼の“本当の気持ち”を呼び起こす。
反町同様、今回初の古沢作品への出演で、「ワクワクしながら台本を読んだ」と作品への熱い思いを語る津田。「撮影では、古沢さんが作り出した世界観や役の個性を、どうしたらさらに魅力的に魅せられるか考えながら演じています。難しくもありますが、楽しいです!」と語っている。
そして、今作のプロデュースを務めるのは、成河広明。現在放送中の「絶対零度」シリーズや来年映画化が決定している「全領域異常解決室」、「謎解きはディナーのあとで」シリーズ、「ストロベリーナイト」シリーズなど数々のフジドラマヒット作を世に送り出し続けてきた成河だが、古沢の代表作となる「リーガルハイ」「デート〜恋とはどんなものかしら〜』、映画『エイプリルフールズ』『ミックス。』、「コンフィデンスマンJP」シリーズでも組み、作品の世界観を支えてきた。
今作で古沢×成河の名タッグが再び結集。互いの創作スタイルを深く理解し合う信頼関係のもと、作品世界をより豊かに構築していく。
脚本:古沢良太コメント
中二病全開だったころの自分を、恥ずかしく葬り去りたいとずっと思っていたけれど、いつしか眩しく取り戻したいと思うようになっていました。
そんな恥ずかしい気分で、迷える大人たちのちょっと変わった話を書きまして、素晴らしい方々が集まってくださいました。
こっそり見てください。恥ずかしい気分になるかもしれませんので。だってどうせみんなも永遠の中二病でしょう?
「ラムネモンキー」は2026年1月14日より毎週水曜22時〜放送(※初回15分拡大)。
(シネマカフェ編集部)