EXO“レイ”チャン・イーシン主演『愛がきこえる』新場面写真解禁 きこえない父と7歳の娘の心温まる絆を描く感動作

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2025年11月20日 17:11  クランクイン!

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映画『愛がきこえる』場面写真 (C)CKF PICTURES (Ningbo) Co.
 アイドルグループ・EXOのメンバー“レイ”としても活躍するチャン・イーシンが主演を務める映画『愛がきこえる』より、新場面写真8点が一挙解禁された。

【写真】EXO・チャンヨルがろう者の父親役! 映画『愛がきこえる』新場面写真ギャラリー

 本作は耳のきこえない父と7歳の娘の、互いを思いあう静かな愛を描く中国映画。

 ろう者の父シャオマー(小馬)とコーダ(耳が聞こえない、または聞こえにくい親を持つ聴者の子ども)の娘ムームー(木木)。支え合って生きる父娘のささやかな日々は、5年前に出ていった母の来訪によって軋み始める。ふたりの愛は、最大の試練を乗り越えられるのか―。

 主人公のシャオマーに扮するのは、「EXO」のメンバー“レイ”としても活躍するチャン・イーシン。ただ幼い娘の幸せだけを願い必死に駆けずり回るシングルファーザーを文字通り全身全霊で熱演し、観る者の心を激しく揺さぶる。

 シャオマーの愛情を一身に受けるムームーに抜てきされたのは、これが映画デビューとなる新星リー・ルオアン。監督は、中国で社会現象を呼び起こしたヒット作『あなたがここにいてほしい』のシャー・モー。米アカデミー賞作品賞受賞作『コーダ あいのうた』、吉沢亮が主演した『ぼくが生きてる、ふたつの世界』と同じく、当事者であるろう者の人々が俳優として多数参加している。

 このたび、本作の新場面写真8点が解禁された。

 新画像で目を引くのは、シャオマーが柔らかな笑顔を浮かべながらムームーに手話で「パパが一番残念なのは、ムームーの声が聞こえないこと。ムームーの声はきっと世界で一番きれいだ」と語りかけている場面を捉えたカット。日に日にボロボロになっていく父の身を案じて泣き出してしまったムームーに対して、シャオマーが心からの思いを伝えようとする劇中でも特に強い印象を残すシーンが切り取られている。

 そのほか、ふたりが暮らすろう者のコミュニティの住民たちとの賑やかな日常風景、新生活を始めたシャオマーとムームーが重なり合って眠る様子、5年振りに現れたムームーの母親シャオジンが娘を2度と離すまいと強く抱きしめる姿、シャオマーが闇ビジネスのメンバーに騙されていく様子など、お互いを思い合うふたりのかけがえのない日常や、それが試されることになるいくつもの逆境を捉えている。

 シャオマー役のイーシンを除く全てのろう者役には、当事者を俳優として起用。本作以前にもろう者にまつわる短編を手がけたことのあるシャー・モー監督のこのテーマへの強い共感をうかがわせる。

 そんな本作は、10月に行われた「2025東京・中国映画週間」に出品され、第10回ゴールドクレイン賞(金鶴賞)の観客賞と最優秀主演男優賞(チャン・イーシン)をダブル受賞するという快挙を達成。

 映画週間に合わせて来日したイーシンは、最優秀主演男優賞の受賞に際して「『愛がきこえる』のおかげでシャオマーと出会えました。この役を引き受けたのは、ろう者の父親による娘への深い愛を感じたからです。これは、とてつもなく偉大で強い愛です。この映画を通してより多くの方たちが手話に対して興味を持って学んでくださること、ろう者の方たちと交流してもらえることを願っています。そして、“アイドルは演技がひどい”といううわさもあるようですが、ひとりのアイドルとして、堂々とした俳優としてここに立っています」と語り、本作への自信を感じさせる堂々たるスピーチを披露した。

 映画『愛がきこえる』は、2026年1月9日公開。
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