2025年F1第22戦ラスベガスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル) F1ラスベガスGPフリープラクティス前夜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2025年F1ドライバーズタイトル争いの正念場を迎えながらも、非常にリラックスした様子を見せた。
フェルスタッペンは、シーズン最後の3レースへのアプローチは「いつもと同じであり、特に変わることはない」と強調した。ポイントリーダーであるマクラーレンのランド・ノリスとのポイント差は49点と大きいため、プレッシャーを感じる理由はないという。
「あまり深く考えていない。なぜなら自分にできることはそれほど多くないからだ」とフェルスタッペンは言う。
「勝利の可能性を保つためには、最後まで相当な運に恵まれる必要がある。だからそのことは考えていない」
ブラジルでレッドブルは、予選で極めて不調だったにもかかわらず、驚異的な回復を遂げた。その事実は、サマーブレイク以降、RB21に見られる上昇傾向が続いていることを示している。フェルスタッペンもこの見方に同意している。
「ブラジルを振り返ると、そうだと思う。レースペースはかなり良かったからね。もちろん、もっと前方からスタートしたかったが、同時に楽しかった。集団のなかを駆け上がり、最終ラップまで戦い続けることができ、良い時間を過ごした。2位争いだったが、とても楽しかった。今週末も競争力を発揮できることを願っている」
最近の傾向について尋ねられると、フェルスタッペンは「最近、週末が本当にうまくまとまってきている。今年の中盤とは明らかに少し違う」と答えた。自分のパフォーマンスについては、「毎年成長し、過去の失敗や、もっとうまくやれたはずだと思う週末から学ぶ。それは誰にでも当てはまる」と述べた。
ノリスのタイトル獲得の可能性が高まっていることに話が及ぶと、フェルスタッペンは、以前友人のノリスに対して、いずれチャンピオンになると話したことがあると語った。
「去年そう言ったんだ。嘘は言っていない。今シーズンの状況を見れば明らかだ。時には少し辛抱し、自分のタイミングを待つ必要があるだけだ」
自身の今季タイトルの可能性について再び聞かれると、フェルスタッペンは「最後まで相当な運があってこそ可能だが、それについては考えていない。ポイント差は大きい。ただ良い週末を過ごし、最後まで良い週末を過ごせるようにしたい。そしてアブダビの後、いったん区切りをつけ、少し休みを取り、来年また挑戦する」
[オートスポーツweb 2025年11月21日]