木村拓哉「TOKYOタクシー」優香らとグミ食べた「何度か乗りたい、タクシーになっていたら」

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2025年11月21日 14:49  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

カメラに向かって手を振る、左から山田洋次監督、中島瑠菜、優香、木村拓哉、倍賞千恵子、蒼井優、迫田孝也、神野三鈴(撮影・丹羽敏通)

木村拓哉(53)が21日、東京・丸の内ピカデリーで行われた、山田洋次監督(94)の新作映画「TOKYOタクシー」初日舞台あいさつに登壇。劇中で妻を演じた優香(45)から、娘を演じた中島瑠菜(19)と演じた家族のシーンで「みんなでグミを食べていると、木村さんも食べてる。家族なので、ずっと気遣っていてくれた」と明かされた。


「TOKYOタクシー」は、24年に日本アカデミー賞外国作品賞を受賞した22年のフランス映画「パリタクシー」(クリスチャン・カリオン監督)が原作。さえない日々を送る個人タクシー運転手が偶然、乗せた人生の終活に向かうマダムと出会い、1日、旅をして高齢者施設まで送る旅を描いた。木村は、主演の倍賞千恵子(84)が演じた85歳の高野すみれを送る個人タクシー運転手の宇佐美浩二、優香は妻薫、中島瑠菜(19)がクラリネットが得意な1人娘奈菜を演じた。


若き日のすみれを演じた蒼井優(40)からは「新潟、北海道タクシーもできると思っています。木村さんと…同じチームで」と、全国各地で続編を作ろうと提案された。木村は「なら、やろう」と応じた。倍賞からも「木村さんに心地良い魔法をかけてくださった」と、女優陣から口々に感謝された。木村は「『さん』なんて。言ったことないじゃないですか?」と照れ笑いを浮かべた。


そして、06年の主演映画「武士の一分」以来19年ぶりとなる山田組への参加に感謝した。「今後も忘れることがないであろう出会いは、この作品自体。すごく恵まれていることに、スクリーンの前に登壇させていただくのが、見終わった後の皆さん。会わせて頂き、僕らを迎えてくれる表情、目が合ったのが忘れられないですし、こういう思いをまたしたくて、違う作品に赴くことになれたらなと思います」と口にした。そして「何度か乗りたい、タクシーになっていたらいいなぁ」と呼びかけた。


◆「TOKYOタクシー」 タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、ある日、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を、東京の柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることに。すみれが浩二に「東京の見納めに寄りたい場所がある」と願い出たことから、2人で彼女の思い出の地を巡ることに。会話を交わし打ち解け、次第に心を許していく中で、すみれは自らの壮絶な過去を語り始める。たった1日の旅が2人の人生に想像もしなかった“奇跡”をもたらしていく。撮影は2月から4月まで東京近郊で行われ、倍賞が諏訪さくらを演じた山田監督の代表作「男はつらいよ」シリーズの舞台・柴又でも行われた。倍賞と木村の共演は、2004年(平16)のスタジオジブリのアニメ映画「ハウルの動く城」以来21年ぶり。山田組への参加は、倍賞は19年「男はつらいよ お帰り 寅さん」以来6年ぶり。

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