
優香(45)が21日、東京・丸の内ピカデリーで行われた、山田洋次監督(94)の新作映画「TOKYOタクシー」初日舞台あいさつに登壇。劇中で、夫を演じた木村拓哉(53)と、中島瑠菜(19)が演じた娘の教育方針や家計などをめぐってケンカするシーンがあるが、同監督から「優香さんも、だんなさんとケンカすること、あるの?」と聞かれたと明かした。
「TOKYOタクシー」は、24年に日本アカデミー賞外国作品賞を受賞した22年のフランス映画「パリタクシー」(クリスチャン・カリオン監督)が原作。さえない日々を送る個人タクシー運転手が偶然、乗せた人生の終活に向かうマダムと出会い、1日、旅をして高齢者施設まで送る旅を描いた。木村は、主演の倍賞千恵子(84)が演じた85歳の高野すみれを送る個人タクシー運転手の宇佐美浩二、優香は妻薫、中島がクラリネットが得意な1人娘奈菜を演じた。
優香は16年に青木崇高(45)と結婚し、20年に第1子を出産し一児の母となった。質問に「(夫婦げんかは)ありますよ」と答えると、山田監督から「家族を、だんなさんを大切にね」と言われたという。「すごく心にしみた。本当に、その通りです、と思いながら、監督に言われたんだから何があっても頑張ります、と思いました」と夫と家族を大事したいと笑顔で誓った。
この日は、若き日のすみれを演じた蒼井優(40)若き日のすみれの夫小川毅役の迫田孝也(48)すみれの母・高野信子役の神野三鈴(59)も登壇。全国220館でライブビューイングも行われた。
◆「TOKYOタクシー」 タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、ある日、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を、東京の柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることに。すみれが浩二に「東京の見納めに寄りたい場所がある」と願い出たことから、2人で彼女の思い出の地を巡ることに。会話を交わし打ち解け、次第に心を許していく中で、すみれは自らの壮絶な過去を語り始める。たった1日の旅が2人の人生に想像もしなかった“奇跡”をもたらしていく。撮影は2月から4月まで東京近郊で行われ、倍賞が諏訪さくらを演じた山田監督の代表作「男はつらいよ」シリーズの舞台・柴又でも行われた。倍賞と木村の共演は、2004年(平16)のスタジオジブリのアニメ映画「ハウルの動く城」以来21年ぶり。山田組への参加は、倍賞は19年「男はつらいよ お帰り 寅さん」以来6年ぶり。
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