一力遼四冠 囲碁の井山裕太王座(36)=碁聖と合わせ二冠=に一力遼四冠(28)=棋聖・名人・天元・本因坊=が挑戦する第73期王座戦5番勝負の第4局が21日、神戸市で打たれ、一力四冠が159手で黒番中押し勝ちした。一力四冠は3勝1敗として、王座のタイトルを奪取。自身初の「五冠」を達成した。
囲碁界で五冠を成し遂げたのは、張栩九段(45)と、過去に七大タイトル独占を2度果たした井山碁聖に続いて史上3人目。
井山碁聖は2016年に史上初の七冠となり、17年に再び七冠を独占した。一冠のみに後退するのは11年11月以来14年ぶり。