日向坂46、“新しい挑戦”で魅せたツアーファイナル 高橋未来虹が涙「自分たちの信じる道を歩いてきてよかった」

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2025年11月22日 02:00  クランクイン!

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日向坂46 ARENA TOUR 2025「MONSTER GROOVE」 (C)Seed & FlowerLLC
 日向坂46が19日〜21日の3日間、東京・国立代々木競技場第一体育館で、「日向坂46 ARENA TOUR 2025『MONSTER GROOVE』」の東京公演を開催した。19日の公演では二期生・河田陽菜の卒業セレモニーが行われ、21日には9月から全国6都市13公演を巡ったツアーのファイナルを迎えた。本稿では、21日公演の模様をレポートする。

【写真】日向坂46 ARENA TOUR 2025「MONSTER GROOVE」東京公演ライブフォト(29枚)

 オープニングは「NO WAR in the future 2020」で幕開け。エレクトリックにアレンジされたサウンドの中、二期生から五期生までが期ごとに登場していく。金村美玖が「ツアーファイナル、全員出し切れ!」と声を上げ、曲間には各期がアグレッシブなダンスを披露。会場は一気に熱を帯びていった。さらに四期生曲「夕陽Dance」から「キツネ」「君はハニーデュー」と続けざまに披露し、序盤からボルテージは最高潮へと突入した。

 ファイナル公演への意気込みを語るMCを挟むと、ライブは二期生・小坂菜緒のソロ歌唱から始まる「Love yourself!」から再開。続いて松尾桜がセンターを務める五期生曲「空飛ぶ車」、さらに四期生の正源司陽子、藤嶌果歩、渡辺莉奈による「What you like!」と続いていった。

 中盤では、各期のオリジナルメンバーをミックスしたスペシャルなフォーメーションにより、“グルーブ感”あふれるパフォーマンスを展開。五期生の大野愛実がDJとして“フロア”を盛り上げると、三期生の上村ひなのがセンターを務める四期生曲「足の小指を箪笥の角にぶつけた」がスタート。続く三期生曲「この夏をジャムにしよう」では二期生の小坂と五期生の松尾が中心を担い、一期生曲「どうする?どうする?どうする?」では四期生の藤嶌と宮地すみれらがトロッコに乗り込み、会場のファンに笑顔を振りまいた。

 その後はメンバーの個性が際立つパートへ。四期生の正源司がエレキギターを携えて登場すると、力強いサウンドを響かせながら二期生曲「恋した魚は空を飛ぶ」へ突入。五期生の大野をセンターに据え、その勢いのまま披露した。続くパートでは、大野がDJを務め、松尾がラップ(サクラップ)を乗せる形で「ナゼー」へ。四期生の平尾帆夏がピアノを華麗に奏でると、そのまま「その他大勢タイプ」へとつなげ、四期生・山下葉留花センターの「ハロウィンのカボチャが割れた 2025」では“カボチャコール”が起きた。

 ここまででも多様なパフォーマンスで観客を魅了した日向坂46だが、さらに二期生・金村美玖がドラムセットとともに姿を現すと、ソロ演奏を披露して会場の空気を一変させる。そのまま「あの娘にグイグイ」へとなだれ込むと、金村の力強いドラミングが楽曲を後押しし、客席は一体感に包まれた。

 ライブ終盤では、会場の熱量をさらに押し上げる楽曲を連発。「好きということは…」「アディショナルタイム」「見たことない魔物」と続き、キャプテン高橋が「代々木、騒げー!」と叫んだ「愛はこっちのものだ 2025」で圧巻のパフォーマンスを見せつけ、客席の熱気は最高潮に達した。

 ここで一瞬、会場が幻想的な雰囲気に包まれると、金村と小坂によるユニット曲「See Through」を披露。ライブで披露されることの少ないレアな一曲に、観客からは驚きの声が上がった。そして本編ラストは、最新の15thシングル「お願いバッハ!」をパフォーマンスし、本編を締めくくった。

 アンコールの声に応え、再びステージに登場したメンバーは、1stシングル「キュン」を五期生の大野と佐藤優羽も加わる形で披露。続くMCでは、高橋が今回のツアーに対する思いを語った。「私はこのツアーのはじめに、期待値を超えるステージにしたいと、皆さんの前で言ったと思うんですけど、あのときは、新しい挑戦が多いからこそ、不安な気持ちもありながら言葉を発したんですけど、皆さんの期待は超えることはできましたか?」とファンに問いかけると、会場からは長く温かい拍手が贈られた。

 熱い拍手に思わず涙ぐんだ高橋は、「もちろん終わってしまうのは寂しいんですけど、千秋楽を無事に迎えることができて、自分たちの信じる道を歩いてきてよかったなって、今の拍手だったり、皆さんの声だったりで、報われたような気持ちになりました。この2ヵ月間、本当にありがとうございました」と深々と礼をした。

 ラストには「Expected value」を全員で歌い上げ、感動的な空気に包まれる中でライブは締めくくられたが、終演後も止まないアンコールの声に応え、メンバーたちは三度ステージへ。前回の「BRAND NEW LIVE 2025 『OVER THE RAINBOW』」では披露しなかった「誰よりも高く跳べ!2020」をパフォーマンスし、高橋が「おひさま、跳べー!」と声を張り上げた。熱気冷めやらぬまま、ついにライブは終わりを迎え、「日向坂46 ARENA TOUR 2025『MONSTER GROOVE』」は幕を閉じた。

 なお、終演後には会場モニターで、2026年1月28日に16thシングル「クリフハンガー」がリリースされることが発表された。

■ 日向坂46 ARENA TOUR 2025「MONSTER GROOVE」11月21日公演セットリスト

1.NO WAR in the future 2020
2.夕陽Dance
3.キツネ
4.君はハニーデュー
5.Love yourself!
6.空飛ぶ車
7.What you like!
8.足の小指を箪笥の角にぶつけた
9.この夏をジャムにしよう
10.どうする?どうする?どうする?
11.恋した魚は空を飛ぶ
12.ナゼー
13.その他大勢タイプ
14.ハロウィンのカボチャが割れた 2025
15.あの娘にグイグイ
16.好きということは…
17.アディショナルタイム
18.見たことない魔物
19.愛はこっちのものだ 2025
20.See Through
21.お願いバッハ!

<アンコール>
1.キュン
2.Expected value

<ダブルアンコール>
誰よりも高く跳べ!2020
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