「森田健作アワー 人生ケンサク窓」に94歳・大村崑が出演 道路で躓き転倒し、肋骨骨折したことを明らかにしていた俳優の大村崑(94)が、都内で行われたBS日テレのトーク番組「森田健作アワー 人生ケンサク窓」の収録に参加した。骨折公表後のテレビ出演は初めてとなった大村は「人生で初めての骨折だった」と言うものの“元気ハツラツ”で、現在はライザップでトレーニングをしていることを明らかにした。
【写真】ともに笑顔!森田健作との2ショットを披露した大村崑 大村は、転倒後、その足でジムに行ったと回顧。森田は「僕が生まれた時から画面に出ていた大先輩。ズバ抜けた体力で何より記憶も明快で、とても94歳とは思えない」と吐露していた。「転倒した時の痛さが10だとしたら、今は4ぐらいの痛み」と大村。しかし、骨折のニュースが流れた直後に、九州場所10日目の向正面に大村がピンクのセーターを着て観戦していたことが大きな話題になった。「大相撲が好きでね、今年は春場所、名古屋場所にも行きました」と茶目っ気たっぷりに語った。そういった中でのゲスト出演だったが、収録日まで「本当にスタジオに来てくれるのか、顔を見るまで不安だった」と森田とあって、大村の姿をみるや駆け寄ると、大村は開口一番「一番忙しい時期だったんだけどね、こんな素晴らしいスタジオで会うことが出来て嬉しかった」と顔をほころばせていた。
森田が大村と顔を合わせたのは、今回が初めて。森田は「現場ですれ違ったことはあったかもしれないけど、ドラマや映画で一緒になかった。それだけに一度は会いたいと思っていた。とにかく、大村さんと言ったらオロナミンCですよね。あの大村さんの看板は全国のどんな田舎に行ってもあったんですよ」と話した。
番組では、オロナミンCの撮影でのエピソードなどを語ったほか、ライザップで筋トレをしていることから、スタジオではスクワットを披露、さらに足の弓を使ってゴルフボールをつかむトレーニングなども見せた。大村は「各地の公演では、みんなの前でやることにしています」と誇らしげだった。森田から元気で長生きでいられる秘訣を聞かれた大村は「明るい人と付き合うこと。明るい人と語り合い、酒を飲み、大好きなうどんを食べることだね。とにかく好きな人の空間をいっぱい作って、笑うことだよ。人間は笑っていないとダメ。暗い人とは付き合わないことだよ」と持論を語っていた。
番組は、来年1月10日と17日に前・後編で放送する予定となっている。