鈴木福＆あのＷ主演、押見修造氏原作「惡の華」ドラマ化　主従関係の壮絶な青春物語に挑戦

鈴木福、あのが来年4月期のテレビ東京系連続ドラマ「惡の華」にダブル主演し、主従関係の壮絶な青春物語に挑戦することが24日、分かった。いずれもテレ東ドラマ初主演。

押見修造氏の原作漫画をドラマ化。女子の体操着を盗んだところをクラスの問題児、仲村佐和（あの）に見られてしまった少年、春日高男（鈴木）が、次第に佐和に支配され、変態的な要求に翻弄（ほんろう）されていく様子を描く。

鈴木は「話が進むごとにこれまで演じたことがないキャラクターへ変化していく春日高男にわくわくしています」。あのは「作品を読んだ時の衝撃はよく覚えています。出会ってしまったという感覚。まさか仲村さんを演じさせてもらう人生になるとは」と話している。

◆鈴木福（春日高男役）コメント

多くの方に愛され、学生時代のさまざまな感情の記憶を揺さぶられるこの作品の主人公を演じさせていただけること、とてもうれしく思います。僕と近い雰囲気を持ちながらも、話が進むごとにこれまで演じたことのないキャラクターへ変化していく春日高男に、ワクワクしています。彼の持つ悩みや葛藤は、彼と同じ年だった頃の僕も、今の僕も、形を変えながら持っているものだと思います。この作品を通して、自分の中にある「惡の華」を愛でて、観てくださる皆さんの何かに養分を届けられたらうれしいです。

◆あの（仲村佐和役）コメント

何かに追われている。ただ、何から逃げているのか、どこに向かって走っているのかわからないまま生きていた頃、この作品を周りの方々から幾度もお薦めされ、そして読んだ時の衝撃はよく覚えています。「出会ってしまった」という感覚。そして数年越しにまた出会いました。まさか仲村さんを演じさせてもらう人生になるとは思ってもいませんでした。このご縁を大切に体当たりで撮影に挑ませていただきました。絶対に見逃さないでほしいです。