「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(C)フジテレビ三谷幸喜脚本ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」第9話に、小栗旬演じる蜷川幸雄が登場した。
本作は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇。三谷氏の青春時代の思い出を題材にした完全オリジナルストーリー。
舞台は、案内所、ジャズ喫茶、ラブホテル、ストリップ劇場らがところ狭しと軒を連ねる大人の繁華街、渋谷・八分坂。ここは、何かが起きる場所。劇団演出家・久部三成(菅田将暉)は、劇場を「東京で一番の劇場にする」と宣言し、理想のシェイクスピア劇を作ろうと奔走していく。いまは「冬物語」を上演中だが、客足は伸びないどころか、トラブルも後を絶たず、閉鎖の足音は着実に近づいていた。
第9話では、劇団員のトニー(市原隼人)が警察に連行される事件が起き、窮地に立たされることに。
一方、そんな「冬物語」を食い入るように見つめる男。上演後、巫女の樹里(浜辺美波)に近づき、「ちょっと伺いたいことが」と話しかける。「あなたに会いたいっていう人がテンペスト(ジャズ喫茶)で待ってます」と樹里に告げられた久部が入店すると、そこで待っていたのは、レジェンド演出家・蜷川幸雄(小栗旬)だった――。
告知無しのサプライズ出演となった、小栗演じる蜷川。小栗は、20歳のときに蜷川氏演出の「ハムレット」に起用されて以来、蜷川作品に欠かせない存在となり、深く強い師弟関係で繋がった2人。「まさかこのような役をお受けする日が来るとは思っていませんでした」とふり返った小栗は、「自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました。このような機会をいただけたことを本当に心から感謝しております」とコメントを寄せている。
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は毎週水曜日22時〜フジテレビにて放送中。
≪協力≫ニナガワカンパニー
(シネマカフェ編集部)