映画『新解釈・幕末伝』完成披露舞台あいさつに登壇した福田雄一監督 (C)ORICON NewS inc. 福田雄一監督(57)が27日、都内で行われた映画『新解釈・幕末伝』(12月19日 全国公開)の完成披露試写会―幕末プレミア―に登壇。本作製作直前まで体調不良だったことを明かし、ムロツヨシと山田孝之の。
【集合ショット】豪華すぎる!レッドカーペットに登場した福田組 イベントの最後に福田監督は「ちょっとお話したいことがあって」と切り出し、真剣な表情で「僕はコメディ作家だから、この先この話をすることは多分二度とない」と前置きして「実はちょっと前まで体調をだいぶ長いこと崩していたんですけど」と告白。続けて「その最悪なときに山田くんとムロくんが僕の家に来てくれて、『福田さんが元気になるためだったらなんでもしますよ』って言ってくれて。情けない上にうれしかったんですよ」と率直な思いを吐露。
「なかなか回復しなかったんですけど、この映画に入る半年前くらいに奇跡的に回復しまして、撮影の中打ち上げのときに山田くんとムロくんが『福田さんとこうやって楽しくご飯をまた食べられると思ってなかったから本当にうれしい』って言ってくれた」と振り返り、「ホテルに戻って家族にLINEで言ったら、妻が『本当にいい友達を持ったね』って言ってくれて。僕ホテルで1人で泣きました」と明かした。「福田さんが元気になるためだったらなんでもしますよ」という言葉は「僕の中にずっと突き刺さっていた」とし、本作では「フルスロットルに戻ったんですよ」と晴れやかに話した。それから家族の間では本作を「福田雄一復活祭」と呼んでいるという。
また福田監督は、佐藤からは「アリスちゃんに芝居をつけているときに、『なんかおまえ今回ほんとうにすごいね!』って言ってくれたんです」と感激をにじませながら明かし、「20作目ということもあるんですけど、僕にとってはものすごい大きな意味を持つ映画」と力を込めた福田監督。「ムロくんと二郎さんと山田くんに報いることができたというのは本当に僕にとっては記念すべきことですし、僕を長い間支えてくれた松橋(真三)プロデューサーと鈴木大造プロデューサーにこの場を借りてお礼をいいたいと思っております」と感謝を込め、「僕が大復活を遂げたこの映画を楽しんでいただきたいと思います」と呼びかけた。
本作は、「ペリー来航」「尊王攘夷」「新撰組」「薩長同盟」――誰もが耳にしたことがありながら、“知っているようで知らない幕末”を、福田監督が独自の解釈で映画化。坂本龍馬をムロ、西郷隆盛を佐藤が演じ、桂小五郎を山田、坂本龍馬の妻・おりょうを広瀬、土方歳三を松山、徳川慶喜を勝地、沖田総司を倉、近藤勇を小手、勝海舟を渡部が演じる。
司会は日本テレビ・徳島えりかアナウンサーが務めた。