バーレーンでプジョー9X8をテストしたアレックス・クイン 2025年WECルーキーテスト プジョー・スポールは11月26日、アレックス・クインを、フランスメーカーによるWEC世界耐久選手権ハイパーカー・プログラムのテスト&開発ドライバーに指名した。
クインは、今月初めにバーレーンで行われたWECルーキーテストで『プジョー9X8』を初ドライブしたあと、すでに開発ドライバー就任が発表されていたジャン-エリック・ベルニュに続き、同ブランドのテスト&開発ドライバーの役割を担うことが確認された。
24歳のイギリス人ドライバーは、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の両方でLMP2クラスを駆け上がってきた。彼は2026-2027年のAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズデビューが予定されているプジョー製ル・マン・ハイパーカー(LMH)を、プライベーターとともに走らせるのではないかともうわさされている。
その根拠となっているのは、クインがギリシャのブロンズドライバーであるクリトン・レンドゥディスのチームメイト兼コーチを務めてきたためだ。レンドゥディスは、2026-27シーズンにBBMスポーツが運用する“ウイングレス”仕様のプジョー9X8を1台購入している。
「プジョーファミリーにテスト兼開発ドライバーとして参加できることを大変うれしく思う」とクインは語った。
「これが長い関係の始まりとなることを願っている。僕の目標は、チームを可能な限りサポートしながら、自分自身も学び成長していくことだ」
「そのためには、プジョー・トタルエナジーズ・チームに所属する以上に素晴らしい場所はないと考えている。2026年はきっとエキサイティングな年になるだろう」
プジョーはまた、来季2026年のレースラインアップを構成する6名のドライバーの概要を発表した。この中では、ロイック・デュバル、ポール・ディ・レスタ、マルテ・ヤコブセン、ストフェル・バンドーンの4名が引き続きチームに所属し、ニック・キャシディ、テオ・プルシェールが新たに加わることが確認されている。
なお、6名が2台のプジョー9X8にどのように配置されるかは、後日改めてアナウンスされる予定だ。
[オートスポーツweb 2025年11月27日]