
【写真】ミュージカル『ISSA in Paris』小林一茶役の岡宮来夢が一茶ゆかりの地・長野を訪問!
世界中で「HAIKU」として知られる日本の文学文化のひとつ、「俳句」。『ISSA in Paris』は、現代と過去を交錯させながら、小林一茶の知られざる10年を大胆に描くオリジナル・ミュージカルだ。
本作を手掛けるのは『ナイン』『タイタニック』でトニー賞の最優秀作詞作曲賞を2度も受賞した、ミュージカル界の巨匠モーリー・イェストン。日本文学にも造詣が深く、学生時代には日本文学のハイレベルな翻訳を学んだ。特に興味を持ち、彼の感性に響いたのは小林一茶の「露の世は露の世ながらさりながら」という俳句。愛しいわが子を失った一切の深い悲しみ、諦めきれぬ思いを、最小限の言葉で最も深く表現しており、その俳句に感銘を受けてモーリー・イェストンの『ISSA in Paris』の創作は始まった。
11月25日、本作で小林一茶を演じる岡宮来夢が、一茶のゆかりの地で地元でもある長野県を訪問。
一茶は長野県北部、信濃町柏原に生まれ、晩年ふるさとで暮らした。一茶記念館は、一茶終焉の土蔵が国史跡に指定されたのを記念して、1960年、一茶の墓のある小丸山に開館。2003年4月新館となり、一茶の生涯と文学・一茶のふるさと・一茶顕彰などを展示し、あわせて、一茶忌全国俳句大会や一茶講座などの、一茶や俳句に関するさまざまな学習活動を行っている。
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さらには一茶記念館にて学芸員・渡辺洋氏から小林一茶の歩みについて貴重な話を伝えた。
岡宮は、「一茶記念館で色々なものを直接目にすることで、親近感がわき、想像がふくらみました。一茶は、つらい状況もユーモアに変えて前を向き乗り越えていったんだなと。そして好きなことに対して一心不乱で、色んな角度から物事を見ていたんだと感じました。信濃町への道中で山々が見え、一茶もそういう景色を見ながら過ごしていたんだと、同じものを共有できた気持ちになりました」と感想を述べている。
ミュージカル『ISSA in Paris』は、東京・日生劇場にて2026年1月10日〜30日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて同年2月7日〜15日、愛知・御園座にて同年2月21日〜25日上演。
関昇一郎・長野県副知事、鈴木文雄・信濃町町長、岡宮来夢のコメントは以下の通り。
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<長野県副知事表敬訪問コメント(抜粋)>
■関昇一郎・長野県副知事
小林一茶は長野県にとって偉大な芸術家で我々も子どもの頃から親しんだ方です。その小林一茶役を長野県出身の岡宮さんが演じられるということで、心から楽しみにしております。一茶の生涯で、これまであまり意識してこなかった空白の10年間に焦点を当て、ミュージカルとして表現するという発想はとても面白いと感じました。多くの県民の皆さまにも『ISSA in Paris』をご覧になっていただきたいと思います。また、この機会を通じて小林一茶への関心が一層深まることを期待しております。公演の成功を心より祈念いたします。
■小林一茶役:岡宮来夢
『ISSA in Paris』は原案・作詞・作曲のモーリー・イェストンさんが「露の世は露の世ながらさりながら」の俳句に感銘を受けて創作されたミュージカルです。20数年間の念願が叶った作品だそうで、その分の気持ちのこもった歌がたくさんあり、また和と洋の間のような面白い楽曲で聞き応えがあるんじゃないかなと思っています。そして、現代の日本と江戸の日本。現代のパリと過去のパリが出てきて、ビジュアル的にもすごく楽しく華やかだと思います。
<信濃町長表敬訪問、一茶記念館見学コメント(抜粋)>
■鈴木文雄・信濃町町長
ようこそ信濃町へいらっしゃいました。来年は小林一茶200回忌という節目の年にもあたりますので、ミュージカルでさらに盛り上げ花を添えていただく、そのような機会になるかと、とても嬉しく思っております。さらには、岡宮さんは長野市のご出身で、一茶かるたを持っていらっしゃるとのことで、大変縁を感じております。
■小林一茶役:岡宮来夢
一茶記念館で色々なものを直接目にすることで、親近感がわき、想像がふくらみました。一茶は、つらい状況もユーモアに変えて前を向き乗り越えていったんだなと。そして好きなことに対して一心不乱で、色んな角度から物事を見ていたんだと感じました。信濃町への道中で山々が見え、一茶もそういう景色を見ながら過ごしていたんだと、同じものを共有できた気持ちになりました。
日本発のオリジナルミュージカルに参加することは、僕の大きな目標の一つで、それを子供の頃から馴染みのあった小林一茶役で叶えられることに、光栄に思っています。ミュージカル『ISSA in Paris』は、日本の歴史ある俳句という文化を世界に届けるきっかけになると思います。共演者の皆さまが素晴らしい方ばかりで、モーリー・イェストンさんの楽曲をもとに演出の藤田俊太郎さん、振付のジュリア・チェンさんと今立ち稽古が進み、すごくワクワクする世界観で作れていますので、皆様に劇場でお会いするのが本当に楽しみです。
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