マッチングアプリで出会った“運命の人”は国際ロマンス詐欺師!?…『サリー』1月公開 予告編も解禁

0

2025年11月28日 17:01  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

『サリー』© 2023 ENLA Media Limited
大阪アジアン映画祭で「来るべき才能賞」「ABCテレビ賞」をW受賞、気がつけば38歳独身・地方暮らしのサリーが大切なものを見つけるまでを描いた台湾映画『莎莉』(原題)が、邦題『サリー』として2026年1月16日(金)より全国順次公開。予告編&ポスタービジュアル&場面写真が一挙解禁された。

台湾の山間部でファームを営む38歳の女性、フイジュン。長年面倒を見てきた弟の結婚式を間近に控えている。独り身のフイジュンを案ずる叔母からは結婚を急かされてうんざり気味。

そんな中、高校生の姪から半ば強引にマッチングアプリに登録されたフイジュンは、“サリー”というニックネームでアプリを始めてみることに。

早速、パリで画廊を営むフランス人、マーティンと知り合い、求愛される。周囲からはロマンス詐欺だと警告されるが、フイジュンは真実の愛を確かめるため単身パリへと向かい…。

独身女性がマッチングアプリで出会った“運命の人”を追ってパリへ――。

近年、世界中で社会問題化しているロマンス詐欺を題材に、ひとりの女性が大切なものを見つけていく姿を描く本作。

2019年、台湾アカデミー(台北金馬)の企画コンペで絶賛され、第28回釜山国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、第19回大阪アジアン映画祭で「来るべき才能賞」「ABCテレビ賞」をW受賞。また、第26回台北映画賞では最優秀音楽賞(リー・インホン)を受賞したほか、主要5部門にノミネートされ話題となった。

監督は、短編やテレビ映画でキャリアを築き、本作で長編デビューしたリエン・ジエンホン。

台湾でも後を絶たないロマンス詐欺のニュースに心を痛め、被害に遭った人や家族に取材を重ね、6年の歳月をかけて台湾とフランスを舞台に映画を完成させた。共同脚本には「父の初七日」などで知られる台湾のベストセラー作家、エッセイ・リウが参加し、等身大の女性を魅力的に描き出している。

主人公フイジュンを演じるのは、伝説的アイドルデュオ「Sweety」としてデビューし、近年は役者や司会として活動の場を広げるエスター・リウ。実年齢より年上の役をほぼノーメイクで演じ、愛すべきキャラクターを熱演した。

姉思いのウェイホン役には、『僕と幽霊が家族になった件』や『恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜』の人気俳優リン・ボーホン。幼馴染ハオ役は、台湾ヒップホップ界の人気アーティストで、本作の音楽も担当したリー・インホンが務める。

今回解禁となった予告では、「地方暮らし。気がつけば38歳」のナレーションとともに紹介される主人公・フイジュン(エスター・リウ)が、おせっかいな叔母さんに見合いを勧められ、台湾の妖怪“虎ばばあ”などと言われて厄介者扱いされる様子が映し出される。

高校生の姪シンルー(タン・ヨンシュイ)からマッチングアプリを勧められ、「サリー、28歳」と年齢を詐称して始めてみたフイジュンは、パリで画廊を経営する男性マーティンと出会って求愛され、「いつか絶対パリへ行く」と心に誓う。

しかし、弟ウェイホン(リン・ボーホン)や周囲からだまされていると忠告され、フイジュンは不安を募らせ、苛立つ。続いて「可能性は、1%でも。」というコピーと「答えは自分で見つけてみないと」という台詞とともに、パリにやって来たフイジュンの姿が。一歩踏み出したフイジュンがパリで見つけたものとは?

あわせて解禁となったポスターでは、遠方にパリのエッフェル塔、そして手前にはフイジュンが営む台湾のファームの風景を組み合わせた、まるでゴッホの油彩を思わせる印象的な背景に、笑顔のフイジュン/サリーがマッチングアプリのプロフィール画面に収まってチャットでやりとりをするビジュアル。

弟ウェイホンや幼馴染のハオ(リー・インホン/DJ Didilong)、姪シンルー、そして愛犬「サツマイモ」やニワトリ、ヒヨコなどの愛らしい動物の姿などがコラージュされた。

『サリー』は2026年1月16日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。




(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定