アイドルとプロレスラーの二刀流グループ・アップアップガールズ(プロレス)の大人気メンバー・鈴木志乃が初のデジタル写真集を発売!「私の長所って、"いる"ってことだと思うんです。だから、恋しやすいと思います!」

1

2025年11月28日 17:50  週プレNEWS

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週プレNEWS

20代ラストのデジタル写真集をリリースした谷川愛梨

アイドルでありながら、プロレスラーでもある。そんな二刀流グループ・アップアップガールズ(プロレス)。同グループの人気メンバー鈴木志乃(すずき・しの)がこの度、初のソロデジタル写真集を激写! デジタル写真集『彼女歴1ヶ月』では、「付き合いだして1ヶ月の彼女が初めてのお泊まり」をコンセプトに、その等身大でキュートな姿を見せている。今回の撮影、そして未経験からプロレスの世界に飛び込んだ彼女の"現在地"を聞いた。

【写真】鈴木志乃の水着グラビア

――さて、初のソロデジタル写真集の撮影ということでしたが。

鈴木 めっちゃ楽しかったです! 以前、「グラビアをやりたい」ってスタッフさんとお話していた時に、「週プレ グラジャパ!でデジタル写真集とか?」みたいな話題になって。その時は「え! 実現したらすごい嬉しい!」って思ったんですけど、「いやいや、期待しないようにしよう。ダメだった時にショック大きいから......」って思ってたので。撮影することが決定したって聞いた時は、本当に嬉しかったです!

――グラビアは、一度経験があるんですよね?

鈴木 はい。でも、以前は単純に綺麗に撮影していただいた感じだったんですけど、今回はコンセプトがあって、ストーリーがあって。

――そうですね。このデジタル写真集は、グラビアの世界をドラマにしたショート映像も収録されていて(グラジャパ版のみ限定収録)、志乃さんには、"付き合って1ヶ月目の彼女"を演じてもらいました。

鈴木 演技なんてほぼ初めてだったので苦戦もしたけど、シチュエーションがめちゃめちゃしっかりあって、いろんな場面でセリフがしっかりあって。ストーリー性が濃かったのがめっちゃ楽しかったです。

――ちなみに、グラビアで印象に残ってるカットってありますか?

鈴木 お布団とお風呂のシーンが結構印象に残ってて。お布団のシーンって、結構想像を膨らませられるんじゃないですか。自分の中でも「どういうシチュエーション?」「どういう気持ち?」って、考える幅が多くて楽しかったっていうのと、お風呂のシーンは、いろんな写真集を見るんですけど、結構出てくるじゃないですか? 私、柏木由紀さんが大好きで、ゆきりんさんの写真集『ゆ、ゆ、ゆきりん・・・』(小社刊)でバスタオルで温泉に入るカットがあるんですけど、すごく憧れてたので。すごく嬉しかったです。

――それは良かったです(笑)。志乃さんは、アイドルとプロレスラーとしての両方の面がありますが、今回はあえて "プロレスラー"としての一面にはスポットを当てず、「ひとりの女の子・鈴木志乃」として撮影したということで。

鈴木 そうですね。たしかにプロレスラーの要素はないんですけど、「アイドルでプロレスラーの鈴木志乃が付き合って1ヶ月目に、彼氏の家にお泊まりに行く」っていう気持ちで挑みました。変に別の人格を作らずに「私に彼氏ができたら......」みたいな気持ちになって撮影していただいたんで、かなり素でしたね。

――なるほど。そんな素の鈴木志乃さんの理想のタイプの男性は?

鈴木 それ、撮影されながら考えてたんですよ。まず、「志乃、頑張ってね」って応援してくれるんじゃなくて、「志乃は頑張ってるよ」って言ってくれる人が好きだなって思いました。

――「わかってくれている」というか、包み込んでくれるようなタイプですかね。他にはありますか?

鈴木 あと、マニアックというか細かいんですけど、「お化粧した顔は綺麗なのに、すっぴんだと赤ちゃんみたいで可愛いね」って言ってくれる人ですかね!(笑)東京女子プロレスのHIMAWARI選手に言われたことがあって。すっごく嬉しかったんで、男性にも言われたいなって。

――志乃さんは「こういうビジュアルの人」というよりも、「こういうことを言ってくれる人」という、自分にどう接してくれるかってことが重要なんですね(笑)。

鈴木 そうかもしれないです。恥ずかしい(笑)。

 

――そんなわけで、志乃さんがアプガ(プロレス)に加入して3年目ですが。そもそもなぜこのグループに入ろうと思ったんですか?

鈴木 そもそも、今の事務所に対して、すごく憧れがあって。アップアップガールズ(仮)さんに入りたかったんですよ。で、3年前って24歳で、アイドルを目指すには遅いかもしれないって思っていたんですね。そんなタイミングでオーディションの応募が始まったのがアプガ(プロレス)で。「プロレスってわからないけど、やるしかない!」って思ってオーディションを受けました。

――前職はバスガイドだったんですよね?

鈴木 はい。観光バスの会社に約3年勤めていました。「右手に見えますのは〜」ってやってました。

――当時も人気だったんですか?

鈴木 はい!(笑)。修学旅行で男子高校生の心はかなり掴んでたと思います。忖度なしで!「一緒に写真、いいですか?」って誘われたのが、あきらかに他のバスと比べて圧倒的でしたね(遠い目)。

――「3組のバスのバスガイドさん、めっちゃ可愛いぞ!」って他のバスでも話題に!

鈴木 なっていたのではないかと思います(笑)。他のクラスの生徒もお願いしに来てくれてましたから。

――列が!! バスガイド時代から、特典会の列が長かったんですね。バスガイド界隈ではトップに君臨していたと。

鈴木 あのままバスガイドを続けていたら、「可愛すぎるバスガイド」として有名になっていたかもしれませんね。もちろん言い過ぎですけど。

――そんなバスガイドを辞めて、アイドルになろうと踏ん切りをつけたのは、どういうきっかけだったんですか。

鈴木 まず一番はコロナです。観光業界が全く稼働できなくなったっていうのが大きくて。仕事がなくなってしまって、時間があったからいろいろ考えるじゃないですか。そのときに「自分が本当にやりたかったのって何だった?」って気持ちになって。小さい頃からアイドルに憧れていたので。さらに、部署異動で営業に異動になることが決まったんです。それで「このまま、アイドルをやれなくて死んでいくのは嫌だ!」って。私のお母さんも昔、「歌手になりたかったけどなれなかった」って聞いていたので。「そんなの嫌だ! 後悔したくない!」って思ったんです。コロナと異動がきっかけですね。

――24歳、最後のチャンスだ、と。そこで選んだのがプロレスラー兼アイドルだった、と。不安はなかったですか?

鈴木 やっぱり先輩たちが偉大だったんで。私が入った時点で、両国国技館とかで試合していたので。「一生懸命やろう」としか思ってなかったです。

――最初から受け身とかはできたんですか?

鈴木 まったくできなくて。普通に練習生の時に骨折しました。肋骨を。練習中に「痛いな......」って思ってたんですけど、その後でダンスレッスンとかボイトレとかしてたら、息を吸い込んだときに痛すぎて。ボイストレーニングの先生が「医者に行って」って言ってくださって。そしたら普通に折れてました。

――しんどいですね。

鈴木 もちろん身体的に痛いとかはしんどいんですけど、それ以上に「できない自分、結果がついてこない自分と向き合う」のがしんどいって感じですね。痛みよりかは。

――プロレスデビューから考えると2年半。今は、どうですか? 「結果がついてこない」「認めてもらえない」みたいな気持ちはありますか?

鈴木 今も、そういう"しんどさ"はありますよ。新人トーナメントとかで初戦で後輩に負けてしまったり、同期が優勝したり、タイトルマッチに挑戦したりとか。自分が求めている結果にならないし、聞きたくなくても自分への評価っていうのは聞こえてくるし。「未来がないな」って思っちゃうこともあります。

でも、そう思ってたら前に進めないことに気づいて。評価とかを気にせずガムシャラにやってます。でもそういう姿を「いいよ!」って言ってくれる人はたくさんいるので、ネガティブな気持ちを無理やり抑えて頑張ってます。別にできる技とか変わってないけど、やっぱ前にはだんだん進めていきてる気がしてますね。

――今回の撮影の数日前。東京女子プロレスの後楽園ホール大会で、東京女子のエース山下実優選手とシングル戦を行いました。

鈴木 ありがたかったです。やっぱり今、選手も多いので、普通にシングル戦を組んでもらえる機会って減っていってる中で、トップの選手とシングルで戦えたっていうのは、めっちゃありがたかったですね。これをどうにか糧というか、ものにしないとな、っていう気持ちが強かったです。


2025年10月18日(土)後楽園ホール『Additional Attack '25』


5分19秒。山下のカウンター・スカルキックで鈴木志乃は敗退。


――どうでした? 山下選手は?

鈴木 怖いですよ!(笑)。入場するまでは「怖い......」って思ってたけど、始まってからは「食ってかかってやる!」みたいな。アドレナリンがドバドバ出てたので、怖いとかはなかったんですけど。終わってから試合を見てみたら、「おぉ......怖い、山下さん......」ってなりました。

でも、自分も頑張ったなと思います。自分で「かっこいいんじゃない」って思いました。ファンの方も「もっともっともっと成長できるから、そのままでいけ!」って言ってくださる方が多かったです。「負けちゃったね」じゃなくて「そのままでいいんだよ」って。戦ってくださった山下選手も「志乃らしくいてほしい」って言ってくださって。だから、できない自分に甘んじず、このまま自分らしさは忘れたくないなって思いました。

――素晴らしいですね。そんな一面を持ちながら、今回の写真集で、新たなファンの方もできるかもしれません。自分の"売り"って、どういう部分だと思いますか?

鈴木 そうですね。なんて言うんだろう。私って、良くも悪くも「いる」と思うんですよ。

――「いる」?

鈴木 うまく言えないんですけど、超美人とかじゃないので、多分「いる」んですよ。 いる。「いる」んですこの感じ。

――「リアルにいる」というか。「等身大」というか?

鈴木 そうです! だから逆にそこが良いと思っていて。恋しやすいと思う。そこそこに可愛いと思うけど、親しみやすさって私にはあるかな、と思っていて。なんか志乃に恋してもらって、「志乃が自分の彼女だ」ってその先を想像してもらえたら満点だと私の中で勝手に思ってます。

――いいですね。特典会で彼氏ヅラして来るファンが増えるかもしれないですね。

鈴木 ええ〜〜!(笑)。程度にもよりますけど。

――すごいオラオラ彼氏できたらどうしますか?

鈴木 うーーん(笑)。でも、今回は良い。今回は彼氏ヅラで来てもいいです。そこで「志乃は頑張ってるよ」って言って褒めて欲しいです(笑)。

 

●鈴木志乃(すずき・しの)
1998年7月15日生まれ、静岡県出身。
身長157cm、血液型B型。入場曲でもあるソロ曲『ワタシノセオリー』が好評配信中。趣味は御朱印集め。観光案内も得意。
現在1stデジタル写真集『彼女歴1ヶ月』が発売中。
オフィシャルホームページ
公式X【@uug_p_shino】 
公式Instagram【@uug_p_shino】 
公式TikTok【@uug_p_shino】 

取材・文/篠本634(shortcut) 撮影/藤本和典 プロレスパート撮影/武田敏将

    ニュース設定