新大河ドラマ『豊臣兄弟!』秀長・秀吉はどう出世した? 史実から読み解く『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』

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2025年11月28日 21:00  リアルサウンド

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『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』濱田浩一郎(内外出版社)

 濱田浩一郎による『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』(内外出版社)が11月26日(水)に発売された。


【画像】新大河ドラマ『豊臣兄弟!』のモデル『秀吉と秀長 天下統一の軌跡』


 新大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公史実が語る、兄秀吉を支えた秀長の真価とは。天下人と歴史上No.1の補佐役。農民から成り上がった2人の下克上物語。貧農だった秀吉は自身の出世を果たすため、自分の支えとなる人物を欲しがった。そこで白羽の矢が立ったのが、弟・秀長。秀長は田舎で農業に勤しむ一介の農民だったが、野心家の兄に誘われ一転、武士の道を歩み始めることに……。


 秀吉・秀長は互いへの信頼をもって武功を重ね、荒々しい戦国乱世を駆け抜けていく。実の家族・兄弟間での裏切りが常であったこの時代において、二人の関係性は類稀なものであった。秀長は持ち前の温厚篤実な性格をもって、兄と周囲をつなぎ、兄の出世を支え続けた。秀吉も武略と知略で敵を攻略し、ついに天下人の座を射止める。秀吉の天下統一の裏には弟・秀長の献身があったのだ。


 本書は大河ドラマ主人公である秀長、そして秀吉の出世への道を、史実を基に丁寧に描いた一冊。他にも幼少期や家族関係、秀長の死没、2人が仕えた武将・信長との関係性など、教科書には載っていない豊臣兄弟の人生をまとめる。


■目次
はじめにー「豊臣兄弟」サクセスストーリーの秘密―
第1章 豊臣兄弟の出生、家族、幼少期をめぐる謎
第2章 駆けだし武士・豊臣兄弟の下積み時代
第3章 戦国乱世を駆ける!豊臣兄弟の出世街道
第4章 豊臣兄弟が歩む天下人への道
おわりにー秀長がいる未来。もし、死なずばー


■著者プロフィール
濱田浩一郎(はまだ こういちろう)
株式会社歴史研究機構代表取締役。1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。その後、姫路日ノ本短期大学講師、姫路獨協大学講師を歴任し、現在は武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローを務める。歴史研究の成果を多くの人々に分かりやすく伝えるべく、書籍の出版、雑誌・WEB記事執筆、講演活動に積極的に取り組んでいる。著書に『播磨赤松一族』『あの名将たちの狂気の謎』(ともにKADOKAWA)、『北条義時』(星海社)、『家康クライシス−天下人の危機回避術−』(ワニブックス)などがある。


(文=リアルサウンド ブック編集部)



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