最終戦を残してタイトル獲得。F3前年王者のフォルナローリが2025年FIA F2チャンピオンに輝く/第13戦レース2

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2025年11月30日 22:40  AUTOSPORT web

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2025年FIA F2第13戦ルサイル レオナルド・フォルナローリ(インビクタ・レーシング)
 11月30日、2025年FIA F2第13戦ルサイルのフィーチャーレース(決勝レース2)がカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで開催され、ビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/ウイリアムズ育成)が今季初優勝を飾った。宮田莉朋(ARTグランプリ/TGR-DC)はマシントラブルに見舞われたか、序盤にリタイアとなった。

 また、2位でチェッカーを受けたレオナルド・フォルナローリ(インビクタ・レーシング)が最終戦を残して2025年シーズンのドライバーズタイトルを獲得し、2024年のFIA F3タイトルに続いて2年連続でチャンピオンの称号を勝ち取った。

 フィーチャーレースのグリッドは28日に行われた公式予選で決定され、2番手タイムを記録したポイントリーダーのフォルナローリが今季3度目のポールポジションを獲得。フロントロウ2番グリッドにマルタンスが並んだ。

 ロマン・スタネ(インビクタ・レーシング)がセカンドロウ3番手に続き、予選最速タイムを記録したオリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ/レッドブル育成)は3グリッド降格ペナルティによって4番手となった。

 一方、23点差でタイトルを争う2位のジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)、4位のルーク・ブラウニング(ハイテックTGR/ウイリアムズ育成)は入賞圏外からのスタートとなり、5位のアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ)が5番グリッド、スプリントレースを制して3位に浮上したリチャード・フェルシュフォー(MPモータースポーツ)が10番グリッドからレースを迎えた。

 タイヤ交換義務を有する周回数32周、もしくは60分+1周のフィーチャーレースは日本時間21時10分(現地時間15時10分)に気温26.2度、路面温度36.2度、快晴のドライコンディションのなか、フォーメーションラップを経て幕を開けた。

 なお、今大会のタイヤコンパウンドはプライムタイヤがハード(ホワイト)、オプションタイヤがソフト(レッド)となり、上位勢や宮田を含む多くのドライバーがオプションでのスタートを選択。プライムスタートの最上位は11番手のディーノ・ベガノビッチ(ハイテックTGR/フェラーリ育成)となった。

 好スタートを決めたマルタンスがホールショットを奪い、やや出遅れたフォルナローリは2番手に後退する。3番手にはスタネが続き、ダンが順位をひとつあげて4番手となった。16番グリッドからスタートを迎えた宮田も14番手にポジションアップし、レースは2周目を迎えた。

 トップを奪取したマルタンスはファステストラップを記録する好ペースで周回を重ね、フォルナローリを徐々に引き離していく。5周目開始時点では2台のタイム差は約4秒にまで拡大し、マルタンスは序盤からレースをリードする。

 その後方ではスタネとダンによる3番手争いが白熱し、スタネがポジションを死守する。しかし5周目のターン1で先行を許したスタネは4番手に後退。3番手争いはダンに軍配が上がった。

 7周目を迎えるとオプションスタート勢がタイヤ交換を開始し、2番手フォルナローリは7周目、トップのマルタンスは翌8周目にプライムタイヤに履き替えを行う。そんななか、タイヤ交換後のアウトラップを終えた宮田が再びピットレーンに姿を見せ、マシンを止めてしまう。トラブルに見舞われたか、宮田はここでレースを終えることになってしまった。

 タイヤ交換組は8番手のマルタンスを先頭にフォルナローリ、ダン、ゲーテ、セバスチャン・モントーヤ(プレマ・レーシング)というオーダーとなった一方、ラップリーダーはベガノビッチとなり、アービッド・リンドブラッド(カンポス・レーシング/レッドブル育成)、ジョン・ベネット(ファン・アメルスフォールト・レーシング)、ブラウニング、ローレンス・ファン・ホーペン(トライデント)が続くトップ5に。

 隊列先頭を走行するベガノビッチがファステストラップを塗り替え、後続に対して9秒以上のギャップを築くなか、4番手を走行するブラウニングが15周目のターン1でベネットを捉え、3番手に浮上する。セッション中盤はハイテック勢が速さを見せる展開となった。

 そんななか、11番手を走行するゲーテが突如スローダウンし、コースサイドで停止する。16周目にセーフティーカー(SC)導入され、このタイミングで2番手のリンドブラッドらプライムスタート勢の数台がタイヤ交換を行った。

 一方、ラップリーダーのベガノビッチら4台はステイアウトを選択し、ブラウニングが2番手、ベネットが3番手に浮上する。これでタイヤ交換組は5番手のマルタンスを先頭にフォルナローリ、リンドブラッド、ダン、モントーヤというオーダーとなった。

 17周目にリスタートを迎えるとベガノビッチが他車よりも1秒近く速いペースで周回を重ねて快走し、再びギャップを構築する。セッション後半を迎えてもペースが衰えないベガノビッチは28周目にオプションタイヤに履き替えを行い、12番手で隊列に復帰した。

 30周目に全車がタイヤ交換義務を終えると、マルタンスが再びラップリーダーに浮上し、2番手にフォルナローリ、3番手にリンドブラッドをかわしたダンが続く。一時は約4秒ものタイムギャップを築かれたフォルナローリだったが、ペースを上げてマルタンスを猛追し、徐々にタイム差を縮めていく。ただ、この動きに呼応したマルタンスもペースを上げ、フォルナローリの追随を阻止する。マルタンスは約1.2秒のギャップを築いてトップチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。

 2位はフォルナローリとなり、最終戦を残して2025年シーズンのドライバーズタイトルを獲得し、2024年のFIA F3タイトルに続いて2年連続でチャンピオンの称号を勝ち取った。ダンは3位で表彰台を獲得し、リンドブラッド、モントーヤ、フェルシュフォー、ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)、スタネ、ベガノビッチ、ブラウニングまでが入賞を果たしている。

 2025年シーズンの最終戦となる第14戦ヤス・マリーナは12月5〜7日に、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催される。


■2025年FIA F2第13戦ルサイル フィーチャーレース暫定結果



Pos./No./Driver/Team/Time/Gap
1/14/V.マルタンス/ARTグランプリ/55'18.455
2/1/L.フォルナローリ/インビクタ・レーシング/1.265
3/17/A.ダン/ロダン・モータースポーツ/7.439
4/4/A.リンドブラッド/カンポス・レーシング/8.703
5/9/S.モントーヤ/プレマ・レーシング/10.105
6/6/R.フェルシュフォー/MPモータースポーツ/12.362
7/3/N.ツォロフ/カンポス・レーシング/15.959
8/2/R.スタネ/インビクタ・レーシング/17.979
9/8/D.ベガノビッチ/ハイテックTGR/18.487
10/7/L.ブラウニング/ハイテックTGR/23.535
11/11/J.クロフォード/ダムス・ルーカスオイル/28.151
12/25/R.ヴィラゴメス/ファン・アメルスフォールト・レーシング/32.691
13/10/G.ミニ/プレマ・レーシング/33.196
14/20/J.デュルクセン/AIXレーシング/35.889
15/16/M.ステンスホーン/ロダン・モータースポーツ/37.092
16/12/K.マイニ/ダムス・ルーカスオイル/37.748
17/24/J.ベネット/ファン・アメルスフォールト・レーシング/41.585
18/22/L.ホーペン/トライデント/42.714
19/23/J.ウォートン/トライデント/54.320
20/21/C.シールズ/AIXレーシング/97.336
-/5/O.ゲーテ/MPモータースポーツ/DNF
-/15/宮田莉朋/ARTグランプリ/DNF


・ファステストラップ:#8 ディーノ・ベガノビッチ(ハイテックTGR/フェラーリ育成):1分38秒516(29/32) 198.022km/h

・ペナルティ:#23:5秒ペナルティ/ピットレーンでの速度違反#17/#3:5秒ペナルティ/アンセーフリリース#23:10秒ペナルティ/コースアウトによるアドバンテージ獲得#16:10秒ペナルティ/他車をコースアウトさせた

[オートスポーツweb 2025年11月30日]

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