レッドブルが2026年のラインアップをまもなく発表へ。角田、ローソン、リンドブラッドが残る2席を争う/F1 Topic

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2025年12月01日 16:30  AUTOSPORT web

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2025年F1第23戦カタールGP 角田裕毅(レッドブル)
 2025年F1第23戦カタールGPのレース終了後に、レッドブルのホスピタリティハウスで開かれた定例の会見で、ローラン・メキース代表が2026年のドライバーラインアップを火曜日に発表すると明言した。

「お伝えできるのは、我々は計画通りに進め、火曜日にドライバーのラインアップを発表するということだ。(それによって)第24戦アブダビGPでの集中力を乱すことはないと確信している。火曜日に発表される内容を予測するようなことを(これ以上)求めないでほしい」

 そのため、会見ではこれ以上、ドライバーラインアップに関する直接の質問が行われることはなかった。

 現時点で確定していることは、マックス・フェルスタッペンとレッドブルには2028年までの契約があり、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)もレッドブル・ファミリーとの契約があるということだ。つまり、ハジャーにはレッドブルかレーシングブルズで2026年もレースをする道があり、残り2席を角田裕毅、リアム・ローソン、FIA F2に参戦しているアービッド・リンドブラッドの3人で争っている状況だ。

 メキースの発言で気になったのは、「アブダビGPでの集中力を乱すことはないと確信している」というところだ。これは、角田がレッドブルに残留するので、「アブダビGPでの集中力を乱すことはないと確信している」という意味かもしれない。一方で、角田は最終戦をもってこのチームを去ることになるが、これまで一緒にやってきたので「アブダビGPでの集中力を乱すことはないと確信している」ともとれる。

 もうひとつ、会見で気になったのは、質問に答える形ではなく、最終戦へ向けた発言で角田の名前を出して、メキースがこう語っていたことだ。

「アブダビでは、ユウキの存在が極めて重要だ。今日のレースでもランド(・ノリス/マクラーレン)が(アンドレア・)キミ(・アントネッリ/メルセデス)やカルロス(・サインツ/ウイリアムズ)の後塵を拝していた。ある局面では、フェルナンド(・アロンソ/アストンマーティン)やユウキがいたグループのなかに沈む可能性もあった。だから、ユウキが100%の状態で最終戦に臨むことは極めて重要だ」

 さらにメキースはこう続けた。

「ユウキは今週末、我々と共に強さを見せてくれた。金曜のスプリント予選やスプリントで好調な走りを披露し、スプリントの5位はユウキが今季我々と共に記録した最高位だった。予選では確かにQ1で脱落したが、マックスとの差はわずか0.3秒。予選でマックスに0.3秒差なら満足するドライバーは多い。つまり彼は今週末、強さを見せつけた。アブダビでもその強さが必要だ」

 もうひとつ、F1では翌シーズンに向けてドライバーを変更する場合、最終戦まで一緒に戦うドライバーにリスペクトを払うため、発表は最終戦後になることが多い。

 レッドブルもアレクサンダー・アルボンからセルジオ・ペレスへ変更を発表したのは2020年のシーズン終了後の12月18日だった。また、そのペレスからローソンへの変更も2024年のシーズン終了後の12月19日だった。もし、アブダビGP前に角田がレッドブルのシートを失うことになれば、非常に稀なケースとなる。

 果たして、火曜日に発表されるドライバーは誰になるのか。

[オートスポーツweb 2025年12月01日]

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