24歳のハインリッヒ。このドイツ人ドライバーはAOレーシングとともに、2024年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDプロタイトルを獲得しており、来季2026はウェザーテック選手権のGTPクラスに参戦するポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ（PPM）のラインアップに加わることとなった。
同チームでサードドライバーを務めるハインリッヒは、デイトナ24時間やセブリング12時間、プチ・ル・マンといった耐久レースで、フルシーズンを戦うフェリペ・ナッセとジュリアン・アンドラウアー組の7号車ポルシェ963に合流する予定だ。
一方、元ポルシェジュニアドライバーのギュベンは、マンタイEMAポルシェを駆り、非常に競争の激しいDTMドイツ・ツーリングカー選手権で優勝した初のトルコ人ドライバーとなった。27歳の彼の来季のプログラム詳細は、現在のところアナウンスされていない。
WECの終盤2レースに出場しなかったミカエル・クリステンセンは、GT3での任務がまだ発表されていないものの、ドイツメーカーのワークスドライバーとして残留することが確認された。来季のワークスドライバーは、元PPMの7号車ドライバーで2026年はAOレーシングの“恐竜ポルシェ”をドライブすることになったニック・タンディを含む計13名だ。
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また、ポルシェ・モータースポーツ・アジアパシフィック（PMAP）は、エンツォ・トゥルーリを新たな2026年選抜ドライバーに指名した。これは、ポルシェカレラカップ・アジアでの彼の活躍を受けたものだ。
元F1ドライバー、ヤルノ・トゥルーリの息子であるエンツォは、昨年セパンで行われたタレントプール審査テストでの成績により、カレラカップ・アジアの資金提供付きシートを獲得したあと、デビュー戦で優勝。ディラン・ペレイラに次ぐランキング2位でシーズンを終えていた。
来月にはAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズでのLMP2デビューも控えるトゥルーリは、「2026年PMAP選抜ドライバーになれたことは、まさに夢が叶ったようだ」と語った。
「ポルシェカレラカップ・アジアでの経験は本当に素晴らしく、多くのことを学んだ。今年のハイライトはもちろん、上海でのデビュー戦でのポール・トゥ・ウインだ」
「まだまだ学ぶべきことがたくさんあるが、すぐに適応してトラックで自分のスピードを発揮できるように頑張るよ」
PMAPは、トゥルーリをGTスポーツで地域的および国際的に積極的に参戦させることを目指しているが、彼のプログラムも現時点では明らかにされておらず、後日発表される予定だ。
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ボコラッチは、PMAPの選抜プログラムから契約ドライバーへとステップアップした、ふたりめの卒業生となった。彼は今シーズン、ファントム・グローバル・レーシングとともにGTワールドチャレンジ・アジアに参戦したほか、ファルケン・モータースポーツからNLSニュルブルクリンク耐久シリーズにも出場した。
ポルシェドライバーは計17名となった。3名の新顔が仲間入りした一方、長年にわたりポルシェのドライバーを務めてきたパトリック・ピレをはじめ、ジャクソン・エバンス、ラース・カーン、パトリック・ニーダーハウザーの4名が契約ドライバーリストから外れている。
■ポルシェファクトリードライバー2026（13名）
ジュリアン・アンドラウアーマット・キャンベルミカエル・クリステンセンケビン・エストーレアヤハンカン・ギュベン ※ラウリン・ハインリッヒ ※リヒャルト・リエツニコ・ミューラーフェリペ・ナッセトーマス・プライニングニック・タンディローレンス・ファントールパスカル・ヴェアライン
※ 新加入
■ポルシェドライバー2026（17名）
クラウス・バッハラーデビッド・ベックマンドリアン・ボッコラッチ ※バスティアン・ブースリカルド・フェラーミシェル・ガッティンアレッサンドロ・ギレッティ ※ウォルフ・ヘンツラーマルコ・ホルツァーガブリエラ・ジルコバハリー・キング ※ニコ・メンツェルスヴェン・ミューラーアレッシオ・ピカリエッロモリス・シューリングマルコ・ゼーフリートジョエル・シュトルム
※ 新加入
[オートスポーツweb 2025年12月01日]
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