2025年F1第23戦カタールGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ) 2025年F1カタールGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは8位、ルイス・ハミルトンは12位だった。
10番グリッドのルクレールは2周目に11番手に落ちた後、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)の接触によって順位を上げ、さらにレース終盤にはアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がリタイアしたことでさらにひとつ繰り上がり、なんとか8位でフィニッシュするという厳しいレースを過ごした。
ハミルトンはソフトタイヤでスタート、1周目に14番手にポジションを上げたが、セーフティカー中のピットストップで、ルクレールの後ろで待たなければならず、ポジションを落とす結果になり、DRSトレインの中を走り続け、ポイント圏内に入ることはできなかった。
フレデリック・バスール代表は「ここが前戦よりも我々にとって厳しいサーキットになることは分かっていたが、この週末を通して最適なセットアップを見つけることができなかった。ここで義務付けられた非常に高いタイヤ空気圧ではマシンをうまく走らせられなかった」と述べた。
「数戦前には表彰台に上がっていたのに、今日は10位争いをしていたのだから、間違いなく厳しい状況だ。来週のアブダビでは通常に近い空気圧に戻るはずなので、今回よりは良い週末になることを期待している」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)決勝=8位(57周/57周)10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「今週末は本当に厳しかった。必要なペースが全くなく、行った変更はいずれも状況改善にはつながらなかった」
「今ポジティブなのは、アブダビに向けて気持ちを切り替え、シーズンを良い形で締めくくりたいと思っていることだ。マシンから最大限を引き出すために全力を尽くすし、今年最後にもう一度表彰台に上って、休暇前にチーム全体に前向きな気持ちを届けたい」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)決勝=12位(57周/57周)17番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム
「良いスタートを切り、最初のスティントではいくつか順位を上げることができたが、セーフティカーは僕たちに有利に働かず、ダブルスタックによってふたつポジションを落としてしまった」
「その後はDRSトレインに捕まってしまい、オーバーテイクの可能性が限られるこのサーキットでは、順位を上げるのが難しかった」
「今はアブダビに気持ちを集中させている。シーズンをより良い形で締めくくれることを願っている」
[オートスポーツweb 2025年12月02日]