明日3日から真冬並みの寒気 北海道〜北陸で大雪か 西日本でも積雪の可能性

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2025年12月02日 09:44  日本気象協会

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日本気象協会

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明日3日から4日(木)にかけては真冬並みの寒気が西日本まで流れ込むでしょう。北海道から北陸は大雪の恐れ。近畿北部から山陰でも雪が降り、積雪となる可能性があります。冬用タイヤに交換するなど、雪道への備えを。

北海道から北陸は大雪の恐れ 西日本でも積雪の可能性

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明日3日から4日(木)にかけては今季一番の真冬並みの寒気が南下するでしょう。上空1500メートル付近でマイナス6℃以下(平地に雪を降らせる目安)の寒気が西日本まで流れ込む見込みです。

明日3日は日本海側では雪エリアが拡大するでしょう。4日(木)にかけて、北海道から北陸では平地でも雪が降り、山沿いを中心に大雪となる恐れがあります。風も強まり、吹雪く所もあるでしょう。近畿北部から山陰にかけて平地でも雪が降り、山沿いを中心に積雪となる見込みです。冬用タイヤに交換するなど、雪道への備えを進めておいてください。積雪や路面の凍結に注意が必要です。

太平洋側は晴れ間がでますが、東海や近畿中部・南部、四国には所々に雪雲が流れ込むでしょう。

5日(金)には西日本の寒気のピークは越えますが、北日本には寒気が居座る見込みです。日本海側を中心に雪が降り、さらに積雪が増えそうです。

3日(水)頃から冬本番の寒さ

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雪だけでなく、寒さにも注意が必要です。あす3日(水)から冬本番の寒さとなるでしょう。

4日(木)の最高気温は札幌市ではマイナス1℃と真冬日(最高気温0℃未満)になる見込みです。東京都心は11℃と12月下旬並み、名古屋市では8℃と真冬並みの寒さとなるでしょう。大阪市でも10℃までしか気温が上がらず、日中も空気が冷たいままとなる見込みです。冷たい季節風も吹いて、いっそう寒く感じられるでしょう。

一気に寒くなりますので、ダウンジャケットの準備や暖房器具の点検など冬支度を進めておいてください。

シーズン最初の雪

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シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

ノーマルタイヤの危険性

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雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。

雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。

雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。

このニュースに関するつぶやき

  • 明日にスタッドレス交換だな!、今なら車屋が空いてるかな?。
    • イイネ!8
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