「まだ終わっていない」と角田裕毅。F1シート喪失に意気消沈も復帰への決意を示す「最高のF1ドライバーになる夢は諦めない」

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2025年12月04日 07:40  AUTOSPORT web

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2025年F1メキシコシティGP 角田裕毅(レッドブル)
 角田裕毅が、2025年末でレッドブル・レーシングのレースシートを失い、2026年にはレッドブルのテスト兼リザーブドライバーに就任するという決定を受けて、コメントを発表した。2025年最終戦アブダビGPをもって、いったんはレギュラードライバーの座から離れることになるが、再び復帰し、最高のF1ドライバーになることを目指すと、角田は強い決意を示した。

 レッドブルとレーシングブルズは、12月2日、2026年のドライバーラインアップを発表。レッドブルはマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャー、レーシングブルズはリアム・ローソンとルーキーのアービッド・リンドブラッドで戦うことが明らかになった。

 これに伴い、角田はF1レースシートを喪失、2026年はテスト兼リザーブドライバーとしてレッドブルファミリーに残ることが決まった。

 この発表から少し時を置いて、角田は自身のSNSを通して、英語と日本語でコメントを発表した。

「まだ終わっていない」と角田は日本語で記した。

「2026年からはレッドブルのテスト兼リザーブドライバーになり、一度はシートを離れることになりますが、最高のF1ドライバーになる夢はまだ諦めていません。これまで以上に努力してチームに貢献し、グリッドに立つ資格があることを証明したいと思います」

 英語では次のように述べている。

「まだ終わりではありません。2026年にレースシートを得られないことを知った時は、本当につらかったです。でも、テスト兼リザーブドライバーとしてレッドブルとこれまで以上に懸命に取り組み、チームとともに成長し、自分がグリッドに立つにふさわしい存在だということを証明する決意です。人生には挫折がつきもので、僕は今それを経験しています。でも、これによって、最高のF1ドライバーになるという目標が揺らぐことはありません」

 角田について、レッドブル代表ローレン・メキースは、「F1での5シーズンを通じて、角田は完成されたレーサーへと成長した」と高く評価し、大きな貢献に感謝。また、今後は2026年プロジェクトにおいて貴重なサポートを期待していると述べている。

[オートスポーツweb 2025年12月04日]

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