サバイバルスリラー『28年後… 白骨の神殿』“非人間性”こそが最も恐ろしい シリーズ史上最も救いのない最終予告

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2025年12月04日 10:10  オリコンニュース

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映画『28年後... 白骨の神殿』2026年1月16日、日米同時公開
 アカデミー賞受賞監督ダニー・ボイルと、アカデミー賞ノミネート脚本家アレックス・ガーランドが生み出したサバイバル・スリラー『28日後...』シリーズ。その待望の続編『28年後... 白骨の神殿』が、2026年1月16日に日米同時公開される。このほど、シリーズ史上もっとも救いのない“狂気と恐怖”を捉えた最終予告と、日本版本ポスターが解禁された。

【動画】『28年後… 白骨の神殿』最終予告

 物語は、28年前にロンドンで流出した“人間を一瞬で凶暴化させるウイルス”によって荒廃した世界が舞台。ウイルスを免れた孤島ホーリーアイランドで育った少年スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、本土で生き延びていた元医師・ケルソン(レイフ・ファインズ)と出会い、やがてウイルスが蔓延する本土で生きる道を選んだ。

 前作のラストで、感染者に襲われかけたところを、ジミー・クリスタル(ジャック・オコンネル)率いる全員金髪の暴力的なカルト集団<ジミーズ>に救われたスパイク。しかし、金髪の男たちが率いるこの集団は“救済”とは程遠い、残虐な儀式と狂気に支配された組織だった。スパイクを待ち受けていたのは、生存を許さないさらなる地獄だった。

 最終予告には、ウイルスが蔓延し、常に死と隣り合わせの絶望の中で生き残った人間たちに、救いのない“最狂の恐怖”が襲い掛かる瞬間が映し出される。何万もの人骨が積み上げられた“白骨の神殿”で孤独に暮らすケルソンは、“メメント・モリ(死を想え)”の心を忘れず感染者との共生を試みながらも、人間を見境なく襲う凶暴な感染者との戦いを続けていた。

 一方、カルト集団<ジミーズ>を率いるジミー(ジャック・オコンネル)は、生存者を仲間に引き入れるか、あるいは“地獄に捧げる”ために痛めつけて殺す儀式を繰り返し、まだ感染していない人間たちを恐怖で支配していた。そんなジミーと対峙し、ケルソンが「もう長い間、死を恐れてはいない。しかし今日は、恐怖を感じた」とつぶやく場面は、未曾有の恐怖が迫ることを示唆する。

 これまでの『28日後...』、『28週後...』、『28年後...』とシリーズを通して、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した絶望的な世界で<人間はどう生きていくのか>を描いてきた。シリーズ最新作となる本作でも<人間>に焦点を当てており、ニア・ダコスタ監督が「<人間>にとって最大の脅威は<感染者>ではない。人間の“非人間性”こそが、最も恐ろしいものとなり得るのだ。感染者と非感染者、より大きな破壊をもたらしているのは、どちらなのだろう?」と語るように、“悪の本質”を描く衝撃作になっている。

 その中で重大な役割を果たすのが、抗い難いカリスマ性でカルト集団のリーダーとして君臨するジミーだ。映画『罪人たち』の悪役で評価を高めたジャック・オコンネルは、「この世界では知性は必要とされません。だから共感性が育たず、結果的にジミーはかなりのサイコパスになってしまいました。この黙示録的世界でなお存在するのは“悪”と“闇”の二つで、彼はその中でただ楽しんでいるだけなんです」と、狂気に満ちたキャラクターについて語っている。


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