アイルランド発『ミッドサマー』に続く救いなきフォークホラー『FREWAKA／フレワカ』2026年2月公開

アイルランドの新進気鋭の女性監督による『FREWAKA／フレワカ』が、2026年2月6日（金）より全国にて公開されることが決定した。

婚礼の夜、花嫁は忽然と姿を消した。その半世紀後、アイルランドの人里離れた村に住む老婆の介護のため訪れた看護師のシューは、閉ざされた村に漂う“何か”の気配を感じ始める。

「ヤツらに気をつけなさい」と怯える老婆、どこからともなく聞こえてくる歌声、蹄鉄に囲まれた赤い扉、藁の被り物をした人々と謎の祝祭、そして掘り起こされていくこの地に伝わる古い記憶。徐々にシューは見えない“恐怖”にのみ込まれていく…。

本作は、アイルランドにルーツを持つ新進気鋭の女性監督アシュリン・クラークが手がけた作品。タイトルは現地の言葉「frēamhacha（フレーヴァハ）」=「根」に由来し、アイルランド語を使用して紡がれる初のホラー作品となっている。

緑豊かな美しい大地の上で受け継がれてきた民間伝承、ケルト神話に宿る「土着の祈り」と「呪い」を見事に現代的解釈で甦らせた。

映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコア96%（2025年12月1日時点）の高評価を獲得。世界3大ファンタスティック映画祭のひとつ、第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭や第77回ロカルノ国際映画祭など各国の名だたる映画祭でも上映され、多くの人を魅了している。

この度解禁となったポスタービジュアルは、「FREWAKA／フレワカ」のタイトルの元となる大きな根と、血の涙を流す花嫁が印象的な1枚。彼女の両サイドにはアイルランドの結婚式などに現れるという藁で作った仮面を被った男たち「ストローボーイ（Strawboys）」と花輪を付けたヤギが意味深げにあしらわれ、また頭上に逡う根は、まるで彼女の意識を侵蝕しようとしているかのように伸び、おどろおどろしいビジュアルとなっている。

併せて解禁となった特報では、不穏なサウンドが耳に残る民族音楽が流れる中、こちらを振り返る主人公シューの怯えた表情から始まり、仮面をつけた少年の手持ち太鼓を合図にストローボーイたちがじりじりと迫ってくる。また、何かを言いたげな目でこちらを見る老婆、顔がつぶされた花嫁らしき写真、幾度となく開く扉、瞳に映る赤い十字架、そして背後からにじり寄る袋をかぶった何者か…。不穏な空気に包まれる中、見えない「何か」がシューを追い詰めていく様子が描かれている。

さらに12月5日（金）よりムビチケオンラインの販売が開始される。

『FREWAKA／フレワカ』は2026年2月6日（金）よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。




（シネマカフェ編集部）