明日5日からの近畿 気温変化大きく体調管理に注意 14日頃は寒気流入で再び雪

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2025年12月04日 12:39  日本気象協会

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明日5日の近畿は、北部を中心に雨や雪が降るでしょう。7日(日)から8日(月)は日中の気温が平年より高い所が多いですが、9日(火)には平年より低くなる所が多くなり、この先は寒暖の変化が大きくなりそうです。また、14日(日)頃には、再び強い寒気が流れ込む予想で、山地だけでなく平地でも雪となるおそれがあります。

5日〜11日 近畿では寒暖の変化が大きい

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明日5日の近畿は、北部を中心に寒気の影響が残り、雨や雪が降るでしょう。雷を伴う所もある見込みです。中部、南部は、次第に高気圧の圏内となるため、雲が多いですが、晴れ間も期待できるでしょう。日中の最高気温は9℃から12℃の予想で、平年よりは低いものの、今日4日よりは上向く見込みです。

6日(土)から7日(日)にかけて、大陸の高気圧が日本の南に張り出し、日本海は気圧の谷となるでしょう。近畿は、北部で雲が広がりやすいですが、全般に晴れる所が多い見込みです。気温は上昇傾向で、7日(日)は日中の最高気温が平年より高くなり、お出かけ日和となるでしょう。

8日(月)から9日(火)は、低気圧が発達しながらオホーツク海に進み、日本付近は冬型の気圧配置となる見込みです。近畿は全般に雲が広がりやすく、北部では雨の降る所がありますが、中部・南部では多少晴れ間が出るでしょう。

10日(水)から11日(木)は、高気圧が西日本付近に移動するため、近畿は晴れる所が多い見込みです。ただ、北部では雲が広がりやすいでしょう。

7日(日)と8日(月)は、日中の気温が平年よりも高い所が多いですが、9日(火)頃は、寒気の影響で再び気温が低くなる見込みで、この先は寒暖の変化が大きくなりそうです。体調管理にお気をつけください。

13日は広く雨 14日は寒気流入で再び雪の所も

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13日(土)頃は、日本付近を気圧の谷が通過するため、近畿は雨が降る所が多い見込みです。14日(日)頃は、再び強い寒気が流れ込み、北部を中心に雨や雪となるでしょう。中部・南部は、14日(日)以降、晴れる日が多い見込みです。空気が乾燥し、師走らしい寒さとなる日が多いでしょう。

次の寒気流入は9日頃と14日頃

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9日(火)頃は冬型の気圧配置となり、近畿の上空には寒気が流れ込む見込みです。ただ、現在の予想では、上空1500メートル付近で氷点下3℃以下と、今回ほど寒気は強くないため、雪は降ったとしても山地に限られそうです。

しかし、14日(日)頃に再び寒気が南下する際は、平地で雪となる目安の氷点下6℃以下の強い寒気が近畿地方を覆う見込みです。山地で積雪となり、平地でも雪となる可能性があります。流れ込む寒気の強さで雪の降り方は変わるため、最新の予報をチェックするようにしてください。

近畿は、すでに本格的な雪のシーズンに突入しています。雪道を運転する可能性のある方は、必ず冬用タイヤを装備し、慎重な運転を心がけてください。

シーズン最初の雪に注意

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雪に慣れている方でも、シーズン最初の雪では、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

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