いとうまい子　毎朝、鏡に映る自分にかける言葉とは？

実業家、大学教授、研究者の肩書を持つ女優いとうまい子（61）が4日、都内で、50代からの女性誌「ハルメク」発行などを行うハルメクグループが決定する「2025ー2026　ハルメク　シニアトレンド」発表会に参加した。

いとうはテレビ番組制作会社社長を務め、情報経営イノベーション専門職大学教授、東大大学院研究生でもあり、今年6月からは八十二銀行の社外取締役も務めている。

トレンドワードはイマ活、ご自愛消費、戦力シニア、再点火メイク、ならわし卒業の5つ。

いとうは84年放送のドラマ「不良少女とよばれて」で人気に火が付いた。「あの作品があったから今がある。人生って、変化を起こしたいなら、ちょっと食指を動かすと点が線としてつながる。私も40年前はまさか教授になるなんて思ってもいなかった」と振り返った。

健康の秘訣（ひけつ）は毎朝、必ず「今日も大丈夫」と鏡に映る自分に向かって言うことだという。「『今日も美しい』とかって、私、うそだなって思っちゃう。でも『大丈夫』っていうのは、誰が言ってもうそがない。そして今日も朝、起きられたという意味の言葉としていい」と説明した。

イベントにはYouTuber岸順子氏、ハルメク・エイジマーケティングの梅津順江社長も登壇した。

◆5つのトレンドワード

＜1＞イマ活（「元気な今を楽しもう」と自分を満足させるため、時間とお金を体験に使う動き）　

＜2＞ご自愛消費（物価高でも納得できる物を買い、頑張ってきた自分を甘やかす）　

＜3＞戦力シニア（経験値×趣味×好奇心で、喜びを感じながら働く“頼られシニア”が増加中）　

＜4＞再点火メイク（今の自分に火をともし、魅力を再び輝かせるためのアップデートメイク）　

＜5＞ならわし卒業（当たり前と思っていた過去の「習慣」を前向きに卒業する動き）