会談に臨む日本維新の会の藤田文武共同代表(左)と参政党の神谷宗幣代表=4日午後、国会内 日本維新の会の藤田文武共同代表は4日、参政党の神谷宗幣代表と国会内で会談し、自民党と今国会に共同提出する衆院議員定数削減法案について、賛同を呼び掛けた。神谷氏は、党に持ち帰って検討すると回答。条件次第で協力する考えも示唆した。
与党は衆院で過半数を回復したが、参院は過半数に6議席足りない。参院で15議席を有する参政の対応が、今後の焦点となりそうだ。
藤田氏は、法案の共同提出も含めた検討を要請した。神谷氏は、中小政党に配慮した衆院選挙制度改革の必要性を強調。参政が重視するスパイ防止法案や「国旗損壊罪」法案への協力も求めた。
会談後、藤田氏は記者団に「非常に前向きな意見交換ができた」と評価。神谷氏は「(提示条件を)一部のんでもらえるなら協力することになると思う」と述べた。