
第35回JNN企画大賞を受賞した、NBC長崎放送制作「大輝のミラクルジャーニー」が26年2月1日午後3時30分から、TBS系で放送される。
JNN企画大賞は、JNN(TBS)系列28局で毎年放送されている企画制作番組。1作品が最優秀賞に選出される。
同番組では、生まれつき骨が折れやすい難病、骨形成不全症の秋山大輝さん(19)が将来の自立を目指し、福祉大国フィンランドに向かう旅を追った。旅の応援団長は、秋山さんが大ファンという俳優八嶋智人(55)が務めた。
秋山さんがフィンランドで体験したかった一番の希望は、同じ病気の人たちに会い、福祉大国の現状を学ぶこと。車いすで乗る初の飛行機など大きなハードルが立ちはだかったが、ポジティブな2人にさまざまな化学反応が巻き起こる。
八嶋は「この企画をいただいた時には珍しく緊張し、お受けするかどうかを迷いました。僕が付き添うことで、大輝くんの身体に何かあったら責任を取れないのではないかと。しかし大輝くんのYouTubeを見て杞憂(きゆう)だとわかりました。大輝くんがとても愉快で前向きな1人の青年だったから。彼となら、互いに経験したことのない困難も乗り越えられると思えたからです」と、応援団長を引き受けた心境を明かした。
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フィンランドでは「障害を個性だと捉える考えがありました。だからその個性に合わせた必要な物は、おのおのが選択し獲得することができる。社会のシステムそのものに驚きました」と、新鮮な気付きがあったという。2人はさまざまな個性が共生する社会を目の当たりにした。「大輝くんはとても自由になったのではないでしょうか。しかし“自由”とはなかなか厄介です。決断する自分の覚悟が必要だからです。大輝くんにとってその事が一番大きな気付きだったのではないでしょうか。もちろん僕も」と多くを学んだ。
秋山さんは19歳の夏、車いすで海を越えた。八嶋は「さぁ、僕らのジャーニーを皆さんはどうお感じになるでしょう? 人ごとではなくわが事として一緒に旅をしていただくと、社会のこと、果ては生きるとは何か? ということを考えていただけるのでは。ヘルシンキからタンペレのすてきな景色と、一喜一憂する僕らのジャーニーを見て笑ってやってください」とコメントを寄せた。
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