元F1ドライバーの息子、チャーリー・ブルツがスーパーフォーミュラ鈴鹿テストに参加へ。FIA F3で表彰台獲得の20歳

0

2025年12月05日 12:20  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

スーパーフォーミュラ鈴鹿テストへの参加が決まったチャーリー・ブルツ
 日本レースプロモーション(JRP)が運営している全日本スーパーフォーミュラ選手権は12月5日、公式SNSを通じて、鈴鹿サーキットで12月10〜12日に実施予定となっている合同/ルーキーテストにFIA F3ドライバーのチャーリー・ブルツが参加することを明らかにした。

 スーパーフォーミュラの公式合同テストは例年通り12月に鈴鹿で開催されるが、元F1ドライバー・アレックス・ブルツの息子であるチャーリーが参加することが決まった。

 チャーリー・ブルツは2005年12月2日生まれで、20歳を迎えたばかりの若手選手。2022年にはイタリア、スペイン、ドイツ、中東などのFIA F4選手権でスポット参戦も含めて出走し、中東選手権ではタイトルを獲得。2023年にはフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権でもタイトルを手にし、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ、ユーロ・フォーミュラ・オープンなどにも参戦するなど、下位カテゴリーに精力的に出走して経験を積みながら結果も残してきた有望株だ。

 2024年からはFIA F3選手権への挑戦を開始し、2シーズン目の2025年には名門トライデントに移籍。シーズン後半には2度の表彰台を獲得。ランキング13位でシーズンを終えたばかりだ。

 そしてチャーリーは、1997年から2007年までベネトン、マクラーレン、ウイリアムズなどからF1に参戦し、通算69戦で3度の表彰台を獲得したアレクサンダー・ブルツの息子で、モータースポーツ界の名門一家から新たな挑戦者が登場することになる。

 ブルツにとっては日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラのマシンを初めて走らせることになり、これまでのキャリアの中でもっともパフォーマンスの高いマシンを駆ることになるだろう。

 なお、ブルツが鈴鹿でドライブするチームについては未発表。シリーズ公式SNSでは12月5日以降に詳細を告知するとしている。今回のテストにはすでに多くのルーキー選手の参加も発表されており、とくに日本のステップアップカテゴリーで戦っている若手選手らとのスピード比較も気になるところ。2026年以降注目の選手がまたひとり日本に集まることになった。

[オートスポーツweb 2025年12月05日]

    ニュース設定