刑法改正案を衆院に提出後、記者団の取材に応じる立憲民主党の酒井菜摘衆院議員(中央)=8日、国会内 立憲民主党は8日、人身売買を厳罰化する刑法改正案などを衆院に単独で提出した。タイ国籍の12歳の少女が日本で性的サービスを強要されていた事件を受けた対応。他党に賛同を求める。
改正案では、営利などを目的とする人身売買の刑罰を現行の拘禁刑「1年以上10年以下」から「2年以上15年以下」に、未成年者の買い受けを「3月以上7年以下」から「6月以上10年以下」に引き上げる。児童買春や児童ポルノ作成目的での人身売買厳罰化も盛り込んだ。
立民の酒井菜摘衆院議員は記者団に「日本の処罰が弱いと各国から批判がある。厳罰化で抑止につなげる」と語った。