日韓でＡＩ、エネルギー協力を＝済州島で経済団体会議

　【ソウル時事】日本商工会議所と韓国の大韓商工会議所は８日、同国南部・済州島で「日韓商工会議所首脳会議」を開いた。小林健日商会頭や崔泰源大韓商工会議所会長らが出席。人工知能（ＡＩ）、半導体、エネルギー分野での協力や少子高齢化といった課題への共同対応、文化交流の拡大を盛り込んだ共同声明を発表した。会議は１４回目で、次回は来年に仙台市で開く。

　共同声明では、ＡＩや半導体、エネルギーが日韓両国の競争力を左右する重要分野であるとの認識を共有。安定した投資環境と供給網の共同構築を目指し、自由で開かれた国際経済秩序の維持に向けて協力すると確認した。航空便の増加による人的往来の拡大を評価し、経済・観光・文化など幅広い分野で交流基盤を広げる方針で一致した。