
【写真】岡田奈々、いつまでも変わらぬ美しさ!
本作は、中村演じるカースケ(津村浩介)、秋野演じるグズ六(熊沢伸六)、田中演じるオメダ(中谷隆夫)の青春群像劇を描いたドラマ『俺たちの旅』(日本テレビ系)が今年で放送開始50年を迎えるにあたり、彼らの「今」を描く最新作。岡田は、作品を彩ってきたマドンナでオメダの妹・真弓を演じている。
これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光正監督の演出を一番身近で見てきた中村が、監督として『旅』のテイストを銀幕に映し出した。中村は監督も担当したことで、お披露目の場に緊張しきり。「皆さん、ようこそいらっしゃいました!」と呼びかけつつ、「正直言って、監督という大役を仰せつかって本当に大変でした。ホッとした気持ちと同時に、中村、緊張しております。皆さんがどう観てくれるのか、すごく気にしております」と苦笑い。脚本家の鎌田敏夫から大役を任せられたそうで、「言われた時は、妙に素直になっちゃって。『やります』と言って、こんなことになってしまいました。大変だったんですが、結果としてつくづくやってよかったなと思っています」と充実感をにじませていた。
カースケ役の中村をはじめ、グズ六の秋野、オメダ役の田中、真弓役の岡田という、50年前のオリジナルキャストが結集した。秋野は「今年82歳になりました。まだ生きております。なんとか今しばらく生きたいと思っています」とニヤリ。田中は「同窓会ですね。同窓会の気持ちで観ていただけたら」と目尻を下げ、岡田も「『俺たちの旅』は私がデビューした頃のドラマでした。50年経って映画化されて、また出させていただけるなんて夢のようです」と感無量の面持ちを見せていた。
この日の会場は、登場人物と同世代が集まった熱気が充満していた。中村は、「50年の月日を過ごしてきましたが、皆さんも同じです。50年、一緒に生きてきたという感じ」とファンに感謝を伝えた。
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「50年経ってもまだまだエバーグリーンでいるという現実は、奇跡みたいなもの。皆さんの目の前には70を過ぎた老人2人と、80歳を過ぎたおじいちゃんと、年齢不詳の女性が立っていますが、心配しないでください。大丈夫です。ちゃんと青春ものになっています。“生きるって切ないよね”という『俺たちの旅』のテーマも表現している」と自信をのぞかせ、大きな拍手を浴びていた。
映画『五十年目の俺たちの旅』は、2026年1月9日公開。

