スーパーフォーミュラ合同・ルーキーテストへの参加が決まったジャック・ドゥーハン 日本レースプロモーション(JRP)が運営している全日本スーパーフォーミュラ選手権は12月9日、公式SNSを通じて、鈴鹿サーキットで12月10〜12日に実施予定となっている合同/ルーキーテストに元F1ドライバーのジャック・ドゥーハンが参加することを明らかにした。
スーパーフォーミュラの公式合同テストは例年通り12月に鈴鹿で開催されるが、そこに元F1ドライバーのジャック・ドゥーハンが参加することが決まった。
ドゥーハンはオーストラリア出身の若手ドライバーで、FIA F2選手権では複数回の勝利を挙げたのち、アルピーヌF1チームのリザーブドライバーを務めてから2025年には実戦にもデビュー。しかし第6戦マイアミGP以降は、チームが代わりにフランコ・コラピントの起用を決めたことでシートを失っていた。
なお、四輪の世界でキャリアを築くジャックは、かつてロードレース世界選手権GP500クラスで5度の王座に輝いた伝説的ライダー、ミック・ドゥーハンの息子としても知られており、二輪で頂点を極めた父の名を背景に、四輪の最高峰を目指す姿が注目されている。
F2で複数勝利を挙げ、アルピーヌF1で複数年間リザーブを務めた実績を持つドゥーハンは、今回のテストで日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラのマシンを初めて走らせることになる。
ドゥーハンが参加するチームは、12月5日にアナウンスされていたエントリーリストでは『TBN』と表記されていたKONDO RACING。WRC王者のカッレ・ロバンペラや2024年マカオGPウイナーのウーゴ・ウゴチュクウ、今季フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ(FRECA)チャンピオンのフレディ・スレイターらに加え、海外からも注目選手が集うことが決まったスーパーフォーミュラ鈴鹿テスト。計6セッションの走行は、12月10日〜12日にかけて行われる。
[オートスポーツweb 2025年12月09日]