
北海道付近は、冬型の気圧配置となっており、上空には寒気が流れ込んでいます。そのため、日本海側を中心に雪の降りやすい天気が続いています。最高気温でも0℃未満の「真冬日」となる所も多く、路面の凍結やふぶきによる視界不良などに注意して下さい。また、地震や津波に備え、防災バッグの中身の確認なども行って下さい。
道北や道央では雪となり、局地的に降り方の強まった所も

今日(9日)、道北や道央では雪雲がかかりやすくなり、一時的に強い雪となった所がありました。札幌市周辺でも朝にかけて雪の降った時間があり、今日午後3時の積雪は、9cmとなっています。午後3時までの最高気温は、道南方面や道東で2℃前後、道北や道央、オホーツク海側は全般に0℃くらいとなりました。昨日と比べ、4℃ほど低い所が多くなっており、体感的にも寒さを感じるような状況です。
今後は、道北では雪の降りやすい天気が続き、沿岸ではふぶく所もあるでしょう。視界が悪くなると車の運転が難しくなり、路面の凍結によりスリップ事故も起こっています。ふぶきによる見通しの悪さや路面状況の変化に注意が必要です。
日本海側では雪の降りやすい天気が続く
明日(10日)は、上空1500メートル付近にマイナス12℃以下のやや強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に雪が降りやすいでしょう。明後日(11日)は、気圧の谷が通過する見込みです。そのため、北海道付近に流れ込む寒気は一時的に弱まりますが、広く雪となり、太平洋側沿岸では雨の降る時間もありそうです。一時的に降り方が強まり、雷を伴うおそれもあります。天気の急変に注意して下さい。12日は再び冬型の気圧配置となり、日本海側やオホーツク海側で雪が降りやすいでしょう。山間部を中心に降り方が強まり、降雪量が多くなることもあります。局地的な大雪に注意が必要です。なお、太平洋側は割合晴れるでしょう。気温は、朝晩の冷え込みが強まり、内陸ではマイナス10℃を下回る所もありそうです。水道の凍結や車のバッテリー上がりなどに注意が必要となりそうです。
北海道内でも地震対策を 防災バッグの中身の再確認

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昨日(8日)、北海道でも大きな地震が発生し、津波警報が出された地域もありました。冬の災害は寒さが重なることで、避難の際には冬用の準備が必要となります。二次被害のリスクが高まります。停電や断水が長引くと、暖房や給水が途絶えるおそれがあるため、事前の備えが極めて重要です。ハザードマップの確認なども重要となります。
防災バッグの中には、飲料水や非常食、携帯充電器、懐中電灯、乾電池、常備薬などのほか、この季節はカイロ・手袋・毛布などの防寒用品を必ず入れておきましょう。特に避難所では暖房が限られる場合があり、体を冷やさないための装備が命を守ります。
また、車での移動中にふぶきや渋滞で立ち往生するケースも多いため、ガソリンは常に半分以上を維持し、毛布や水、スナック菓子などを車内にも備えておくと安心です。

