南野拓実はPK獲得や複数の決定機創出など印象に残る仕事を果たす [写真]=Icon Sport via Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節が9日に行われ、モナコ(フランス)とガラタサライ(トルコ)が対戦した。
モナコはここまでのリーグフェーズで1勝3分1敗を記録。第4節ではボデ/グリムト(ノルウェー)を1−0で下したものの、なかなか白星を積み重ねるには至っておらず、ホームに戻ってきた今節は2試合ぶりの勝利を掴みたい。
そんなゲームでは、ここまで3勝2敗を記録するガラタサライ(トルコ)と激突。前節のパフォス(キプロス)戦で今大会初ゴールを挙げた南野拓実は、今節もスターティングメンバーに名を連ねた。
試合は19分、GKからのロングフィード1本でペナルティエリア内に侵入したガラタサライのバルシュ・ユルマズが、左足を振り抜いたが、シュートはポストに嫌われる。両者ともにゴールを脅かす場面は作ったものの、前半はスコアレスで終了した。
後半に入ると51分、モナコにこの日最大の決定機が到来。高い位置でのボール奪取から、右サイドのヴァンデルソンがアーリークロスを送ると、ボックス内でうまくポジションを取っていた南野が、左足でボレーシュートを放つ。ここはGKに阻まれたものの、こぼれ球にいち早く反応。慌てて寄せてきたダビンソン・サンチェスに倒され、PKを獲得。しかしながら、キッカーを務めたデニス・ザカリアのシュートはGKウールジャン・チャクルの残した足に阻まれ、モナコはビッグチャンスを活かすことはできない。
続く59分にも、モナコは敵陣でのボール奪取からチャンス構築。ボックス左の位置でマグネス・アクリウシェからのスルーパスを呼び込んだ南野が、中央へ折り返すと、最後はフォラリン・バログンが合わせたが、GKチャクルにコースを消され、枠に飛ばすことはできない。
ガラタサライとしては、このプレーでアクシデントが発生。GKチャクルが負傷し、1度はプレーを続けたものの、68分にはプレー続行が不可能となる。代わってGKグナイ・グベンチを送り出すと、この直後に試合が動く。
モナコは左コーナーキックを獲得すると、ラミン・カマラが右足でインスイングのボールを供給。ファーサイドでティロ・ケーラーが折り返すと、最後はバログンがひざでねじ込み、モナコが試合を動かした。
最終的にはこのゴールが決勝点となり、試合はタイムアップ。この結果、モナコが今季のCLで2勝目を掴んだ。南野は75分に途中交代。ガラタサライは今季CLで初の連敗を喫した。
次節、モナコは2026年1月20日に敵地でレアル・マドリード(スペイン)と、ガラタサライは同21日にホームでアトレティコ・マドリードと、それぞれ対戦する。
【スコア】
モナコ 1−0 ガラタサライ
【得点者】
1−0 68分 フォラリン・バログン(モナコ)
【ハイライト動画】南野拓実が躍動!モナコがガラタサライを下す