開始10分が過ぎたところでスーパーフォーミュラ・ライツ王者のルーキー、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)が2コーナーのイン側にマシンを停め、早くも赤旗が提示。公式放送によれば、スロットルトラブルとのこと。マシンはオフィシャル車両による牽引でピットへと戻され、ほどなくしてセッション再開となった。
序盤、いきなりの連続周回を見せながら1分39秒台の最速タイムをセットしたのは、2025シーズンにはKONDO RACINGでエントリーしていたザック・オサリバン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)。これにフラガ、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が続く形となった。
セッションが後半に入ると路面状況が改善されたかタイムアップがやや顕著になり、こちらもチームを変えてテストに参加している福住仁嶺(docomo business ROOKIE)、山下健太(Kids com Team KCMG)らが上位へ進出。そして野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分38秒056という最速ラップを刻んだ。
セッション終盤、残り10分を切ってから多くの陣営がニュータイヤ装着によるアタックシミュレーションに向かったようだが、この際サーキットのタイミングモニターがフリーズする時間帯があり、タイム更新推移の把握は難しいものに。最終的には、2025年最終ラウンドで初優勝を遂げたフラガが1分37秒429で最速タイムを刻み、わずか0.008秒差で牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2番手に続く形となった。
3番手タイムは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、4番手には佐藤とトップ4をホンダエンジン勢が占め、5番手福住までが1分37秒台を記録している。