笠井信輔アナウンサー (C)ORICON NewS inc. 元フジテレビ所属でフリーアナウンサーの笠井信輔(62)が9日、自身のインスタグラムとブログを更新。前日8日に発生した、青森県で震度6強を観測した地震について言及した。
【写真】東日本大震災の被害を伝える笠井信輔アナ ※4枚目〜 笠井アナは「昨晩の突然の大地震 青森で史上初の震度6強を記録しました」と書き出し、「これだけの地震が起きたのに 怪我人は40人以下 建物の倒壊などもあまり映像には出てこない『震度6強ってそんなものなのか』『意外と大丈夫だったね』そんなふうに感じていませんか?」とフォロワーに問いかけた。
続けて2011年に起こった東日本大震災について「私は、14年前の東日本大震災 発災翌日に現場入りしてここまで毎年、被災地を訪ねて支援活動や取材活動を続けてきました」とつづり、青森県が被害が少なかった理由について、同震災がきっかけで「地震や津波に対して、磐石の備えとなっている」と言及。さらにそれ以前から「もともと東北は大きな地震が来ると長年言われておりましたので」と伝え、同震災の時にも「倒壊した建物はとても少なかった 他の地域に比べて14年前でも耐震補強が進んでいました」とコメントした。
しかしそれでも津波被害については住民は想定外だったといい、「ですから南海トラフの巨大地震に備えている中部・西日本の皆さんは『震度6強の被害ってこんなものなのかな?』と思わないで欲しいのです 特に、都市部の皆さん 30年前の阪神淡路大震災 それ以来私たちは都市部の震災を体験していません」と注意喚起を行った。
最後は「震度6強 思いのほか被害が少なくて良かったと言えるのかもしれません しかし『震度6強はこんなもの』とは思ってはいけないのです 改めて、青森の皆さんにお見舞い申し上げます そして1日も早く通常の生活に戻れることを祈っております」と被災地をはじめとしたフォロワーにメッセージを送って締めくくった。