
今であればハラスメント問題になるような発言も、一昔前であれば冗談として片づけられることが多かった。投稿を寄せた東京都の50代女性は、10年ほど前に上司から受けた屈辱的な言葉を今も覚えている。
当時、女性は料理中に熱湯が跳ねてしまい、左胸の上部を火傷してしまった。「3センチ×7センチぐらいの水膨れになり、痛みもあった」というから、決して軽傷ではない。(文:長田コウ)
「ハラスメントがゆるゆるの時代でした」と振り返る
皮膚科を受診するために、女性は部署の責任者である部長に事情を説明し、了承を得ようとした。しかし、部長から返ってきたのは耳を疑うような言葉だった。
「いいよ。たださー、ほんとに火傷なの〜⁉ほんとは昔入れた入れ墨とか消すためだったりして…あははは」
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部長はニヤニヤしながら笑っていたというが、女性からしてみればたまったものではない。火傷の痛みだけでなく、「跡に残るかもしれない」とナイーブな気持ちでいたところに、セクハラまがいの冗談を飛ばされたのだ。
「笑い事にされたことが嫌でした」
と当時の心境を書いているが、こう思うのも無理はない。さらに、「10年ぐらい前ですがハラスメントがゆるゆるの時代でした」と当時を振り返っている。
ちなみにその部長は「1年で異動」になったそう。部下の心身の痛みが分からない人間に、人の上に立つ資格はないだろう。
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