
定年後も働き続ける再雇用制度は、シニア層にとってはありがたい仕組みだ。しかし、現役世代にとっては、頭の痛い種になることも。投稿を寄せた東京都の40代男性(事務・管理)は、職場の実態を明かした。(文:長田コウ)
男性は大手信託銀行で働いている。
「元管理職の退職再雇用のシニアが増え、階級は下がるのに職責を下げられず、結果仕事の無い状態」
それにもかかわらず、シニアは「無駄に朝早くから在宅でPCを立ち上げ、残業代稼ぎ」をしているそう。
「人員の補充はされず、業務稼働のしわ寄せが現役社員へ」
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かつての上司だった人が、仕事もないのに早朝からパソコンを開き、残業代を積み上げていることを知ったら、真面目に働いている側はたまったものではない。
さらにたちが悪いのは、彼らの存在が組織の足かせになっていることだ。
「自担当の頭数にはカウントされるため、人員の補充はされず、業務稼働のしわ寄せが現役社員へくる」
働かないシニアで席が埋まっているせいで、若手や中堅の補充ができないようだ。その結果、実務の負担はすべて現役世代にのしかかってくる。
業務量が増えても、それが正当に報われるならまだ救いはある。しかし、男性の職場はそうではないようだ。
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「人事評価では業務量は勘案されないため、激務かつ評価は変わらないという悪循環」
シニアの尻拭いで激務をこなしても評価されず、一方でシニアは楽をして残業代を稼ぐ。この構造が変わらない限り、現役社員たちのモチベーションは下がる一方だろう。
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