
立憲民主党に所属する藤原規眞(のりまさ)衆議院議員が12月8日のXでポストした内容が波紋を呼んでいる。
立憲は人身売買厳罰化法案を提出
「藤原議員は、ある投稿に引用コメントを付ける形で、《こういう醜悪なものを許容しているから、人身売買で連れてこられてきた12歳のタイ人女性を「買う」醜悪な男が街なかを涎を垂らして徘徊することになる。一掃しなければならない》と書き込みました。その投稿には『Welcome to Japan』というキャッチコピーの横で、幼い少女が水着を着用しているイラストのポスターが添付されていたため、SNS上で物議を醸したのです」(スポーツ紙記者、以下同)
藤原氏としては、6月に母親とともに日本に入国した12歳のタイ人少女が母に置き去りにされ、東京の違法な個室マッサージ店で性的サービスを強いられていた問題に絡めたコメントした形だ。
だが、ネット上では《これを性的と騒ぎ立ててる人こそ子供を「愛らしい」ではなくそういう目で見てしまっているのでは?》《20年前の秋葉原駅のポスターを、さも現在のように言うのはこじつけにもほどがある。非常に悪質な印象操作》など、疑問の声が相次いでいる。
ポスターに描かれたキャラクターは、ばらスィー氏による人気マンガ、アニメ、ゲーム作品の『苺ましまろ』であり、性的なイメージを喚起させるものではないといった指摘が並ぶ。
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藤原氏への批判は“同業者”である政治家からも向けられていると政治ジャーナリストが話す。
「マンガやゲームなどに詳しく表現規制に反対の立場を取る、元東京都議会議員の栗下善行氏は同日のXで、作品が20年前のものである指摘とともに、《狭隘な主観で「こういう醜悪なもの」「ペドフィリアが喜びそうなコンテンツ」とレッテルを貼り、何の根拠もなく深刻な犯罪事案と結びつけ、一掃すると政治家が威嚇する。国の立憲民主党の『表現の自由』は終わっている》と厳しく批判しています」
12月8日、立憲民主党は12歳のタイ人少女の事件を受け、再発防止のため、通称・人身売買厳罰化法案を衆議院に提出しており、藤原氏も提出者に名を連ねている。
「現状に即した法律の改正は必要だとは思います。ただ、今回の藤原氏の書き込みは“正確な理解”に基づいたものであるかは疑問が残ります」
今回の騒動を受けての藤原氏のコメントも気になるところだ。
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