「IWGP」キングのキャラクター、堤幸彦氏「あれは全く私のアイデアではありません」

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2025年12月11日 13:52  日刊スポーツ

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堤幸彦氏

演出家、映画監督の堤幸彦氏(70)が10日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜午後11時10分=関西ローカル)に出演。2000年放送のTBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で、俳優窪塚洋介(46)が演じた“キング”の誕生秘話について語った。


同作で窪塚が演じたキングこと安藤崇は、カリスマ性を持つカラーギャングのリーダー。独特のセリフ回しなどの強烈な個性でブレークし、その名ゼリフが今もなお話題になる人気のキャラクターだ。


大の堤作品ファンであるかまいたち山内健司(44)は、堤氏が演出を手がけた同作について、「窪塚さんのキングのあのキャラは、もともと、ああいう感じではなかった説とかも、当時聞いたんですよ。脱力した『何、本気になっちゃってんの?』みたいな…。うわさがあったんですけど、それって実際どういう感じだったんでしょうか?」と質問。


堤氏は、「正解です。あれは全く私のアイデアではありません。あれは窪塚くんご本人のセルフプロデュース」と明かした。


「窪塚さんと仕事をするの初めてだったんで。最初に僕が提案したのは全く逆。静かで声が聞こえないぐらいで、硬い役にしたいって言ったら、『それもおっしゃることはよく分かるんですけど』って、窪塚さんが…。『1回好きなようにやってよろしいですかね?』みたいな感じでやってもらった」と、窪塚が自らのアイデアで演技をしたことを振り返った。


結果として、窪塚による解釈がぴったりとハマり、「悔しいから、『うん、うん、まあそれでいいんじゃない?』って」と冷静なフリをしつつ、「心の中では『よし、もらった!』って」と納得したという。


ただ、堤氏とは正反対のアイデアでブレークしたことについて、「いまだに窪塚くんは言いますね。いつまでも古傷に塩を塗ってやろうと…」とボヤいて笑いを誘っていた。

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  • 僕はいわば“原作原理主義”だが、原作と全く逆の窪塚のキングは好きだった。原作では常にハイブランドを着用し、吐く言葉一つ一つが冷気をまとっているようなのがキング。
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