
SUPER EIGHTの村上信五(43)が11日、大阪・東大阪市の近畿大東大阪キャンパスで講演会「芸能活動を超えて広がる、セルフプロデュースとビジネスデザイン」を開催した。
ノウタス高槻農園株式会社の取締役や、自身も会社社長を務める村上にとって初の大学での講義。近大側が村上の幅広い活動に興味を示し、実現した。
紺のジャケット姿で学生460人の前に登場すると、まずは黒板に名前を書き自己紹介。真剣なまなざしを向ける学生に「マジメに聞くねんな」などとジョークを飛ばし、場を和ませた。
学生とのQ&Aでは、「女優を目指している」という学生に「俺なんて(俳優の)卵が割れてグチャグチャな方やで」と乗っかり、「炎上をせずに伝える方法」を尋ねた学生には「今日は後ろに記者が来てるからなぁ」と笑わせた。その上で、「素の自分と素を見せた自分」「伝え方はデザイン」などセルフプロデュースについて自身の経験を元に熱く語った。
村上をロールモデルにしているという学生からは「ご結婚おめでとうございます」と祝福もされた。その学生からSUPER EIGHTの名称や人数の変遷に「悲しみや困難をどう乗り越えていくのか」と質問されたが、「振り返るとそんな大変なことはない。伝えることは伝えてきた。大体のことはたいしたことない」ときっぱり。「適当」という言葉を書き出し、「適度に当てる」と読み解きながら「おざなりじゃないけど、ほどよいところでやってたら何かがつながる」とメッセージを送った。
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終了後は、報道陣の囲み取材に応じ、「今日聞いてくれた学生の皆さんが、もしかどこかで社会人になって出会ったときに言葉を交わせたら正解やったんかなと思う」。見事な講義ぶりだったが、「先生って大変やなって思いました。僕は経験則を求めていただいてスポットでぽんと話しさせていただいただけ。講義として成立していたかも分からない」と謙遜した。
今年もさまざまな動きがあった1年だった。漢字1字で振り返りを聞かれると、「『走』やわ。横山さんの。ホンマに心配でしかなかった」と24時間テレビでの横山裕の105キロマラソン完走を挙げ、「グループ20周年を終えて、今年は個々の活動が多かった中で、ちゃんと武道館でコンサートもできた。5人の時間も最低限ではあったけど作れたってのがデカいですね」。
10月には結婚も発表した。学生からの祝福には「逆に気を使わせて申し訳ない」と気遣いながら、学生たちの質問を「フラットに自分のことを見てくれる。生徒さんが経験してる人生に置き換えて、ピュアな質問をしてくれた」と喜んでいた。
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