
会社の将来性を見限る瞬間は、ふとした上層部の発言に表れることがある。都内に住む40代後半の女性は、勤務先の化粧品メーカーで見聞きした驚きの出来事を寄せた。(文:湊真智人)
問題の部署では、「ブランドを立ち上げた部長」の退職をきっかけに、メンバーが立て続けに辞める事態が起きていた。その部署は売上が落ち込んでいたようで、会社側からの「人員補充もなかった」という。
上司のドン引き発言に「長期でいるのはよくない」
残された社員の不安は募るばかりだが、ここで衝撃の事実が発覚する。それは女性がある「マネージャークラス」の社員と話をしたときのこと。その人は次期部長候補だったのだが、上層部の旧態依然とした様子に幻滅していた。
「子持ちに部長に任せられないと言われたらしく、未来はないと思ったとのこと」
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女性をターゲットにする化粧品メーカーでありながら、重要なポストに就く女性に対して子育てを理由に昇進を阻むような発言があったとは驚きだ。これには女性もこう呆れている。
「今どきそれを言うなんてと驚いた。古い体質なのは薄々感じていたが、ここに長期でいるのは良くないと思った」
時代錯誤も甚だしい上層部の考えに触れ、女性も会社に見切りをつけたようだ。優秀な人材ほど、こうした「古い体質」を敏感に察知して去っていくのだろう。
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