新幹線のトイレで前の女性が15分以上出てこない…個室の中で一体ナニが「まさかとは思いましたが…」

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2025年12月12日 09:20  日刊SPA!

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※写真はイメージです
「新幹線」の限られた空間では、一人ひとりのマナーが周囲に大きな影響を及ぼす。黒崎茜さん(仮名)は、新幹線のトイレでの出来事をきっかけに、“公共スペースの使い方”について深く考えさせられたという。
◆15分間以上もトイレを占拠する女性

黒崎さんは、大学の友人と二人で旅行に出掛けた。新幹線の車内は比較的空いており、黒崎さんたちは写真を見返したり、お菓子をつまんだりしながらのんびりと過ごしていた。そんなとき、黒崎さんはメイク崩れに気づき、トイレに向かった。

トイレは車両ごとに数が限られている。女性専用の洋式トイレの前には、すでに2人ほどが順番待ちをしていた。黒崎さんも列に加わり、やがて前の女性が個室に入った。

しかし、ここからが長かった。

「5分、10分、15分……。前の女性はいっこうに出てくる気配がありません。後ろにも列が伸び始めました」

列で待っている人たちは、困った表情で時間を気にしていた。ようやく個室から物音が聞こえてきたかと思うと、次に聞こえたのは「カシャッ、カシャッ」というスマホのシャッター音だったのだ。

「まさかとは思いましたが……」

個室から出てきた女性の姿を見て、黒崎さんは驚いた。その女性はしっかりとメイクを終え、髪型まで整えたうえで、自撮りをしていたのだ。そして、女性は何事もなかったように立ち去っていった。

◆トイレの中はひどい有様で…

黒崎さんが個室に入ると、ファンデーションの粉が飛び散り、コンタクトケースやコットンが軽く濡れたまま放置されていた。まるで「化粧台」のように使われた後で、とても清潔とは言えない状態だったという。

黒崎さんは長蛇の列を気にしながら、急いでメイク直しを済ませて個室を後にした。

席に戻った黒崎さんに、友人は「遅かったね、どうしたの?」と尋ねた。トイレでの出来事を話すと、友人もうなずいた。

「メイクを直したい気持ちは分かるけど、長時間占領されると困るよね……」

新幹線のトイレは単なる「トイレ」ではないのだ。

「トイレは新幹線の限られた空間における、重要な公共スペースです。利用者が譲り合わなければすぐに混雑し、誰かが困る状況になってしまいます。急を要する人や、体調が優れない人もいるかもしれません。メイク直しや着替えなどの時間のかかる行為は、トイレ以外の場所で済ませるべきなんだろうと思いましたね」

<構成・文/藤山ムツキ>

【藤山ムツキ】
編集者・ライター・旅行作家。取材や執筆、原稿整理、コンビニへの買い出しから芸能人のゴーストライターまで、メディアまわりの超“何でも屋”です。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』『10ドルの夜景』など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ』シリーズほか多数。X(旧Twitter):@gold_gogogo

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  • あれは何年前になるだろうか、ネットカフェの男性用トイレがいつまでも空かなくて困っていたら、何処かの馬鹿が携帯で通話する為にトイレに篭っていたようだ。
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