動向に注目が集まっているサラー [写真]=Getty Images リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが、次戦のメンバーに選出されることになるようだ。12日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。
サラーは3試合連続ベンチスタートとなった6日に行われたプレミアリーグ第15節のリーズ戦(△3−3)後に報道陣に向けて「非常に失望している。ベンチに座らされている理由がわからない。クラブの誰かが僕を犠牲にしようとしているのではないかとすら感じる」と不満を露わにし、アルネ・スロット監督との関係性についても「監督とは良好な関係性を構築してきた。ところが突然、その関係は壊れてしまった」と打ち明けたことが大きな問題になり、9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節のインテル戦(◯1−0)は招集外となっていた。
エジプト代表でのアフリカネイションズカップに参加するため、サラーにとっては13日に行われるプレミアリーグ第16節のブライトン戦が、リヴァプールでの年内最後の試合となるため、同選手がメンバーに含まれるかに注目が集まっていた。
そうしたなか、12日に行われた前日会見でスロット監督は「この後、モー(サラー)と話をして、その結果によって今後のことが決まる」と改めて話し合った後に判断することを明かしていた。
そして、今回の報道によると、スロット監督はサラーと話し合った結果、ブライトン戦の招集メンバーに同選手を含める決断を下したという。なお、話し合いは良好だったと見られているものの、問題はまだ解決されておらず、サラーがアフリカネイションズカップに参加している間は、リヴァプールと代理人のラミー・アッバス氏が引き続き対応していくことも伝えられている。
それでも、スロット監督としては負傷者の影響で欠場者が多くいるため、クラブの利益を最優先に考え、サラーをメンバーに含める決定を下したと見られている。