
関東は空気の乾燥した状態が続いていますが、今日13日(土)夜から雨や雪が降るでしょう。降り出しは、南部の平野部でも雪やみぞれの可能性があるため路面状況に注意。ただ、平野部では雪になっても一時的、標高の高い山では積もる所があるため、峠を越える車は冬装備を万全に行いましょう。
関東は空気カラカラ

関東地方は空気の乾燥した状態が続いています。昨日12日(金)までの30日間雨量は、東京都心で0.5ミリと平年の1%と、ここ1か月、まとまった雨が降っていません。前回、東京都心で10ミリ以上の雨が降ったのは11月9日の12.5ミリです。
今日13日(土)正午までの最小湿度は、東京都心30%、さいたま市は21%など、空気がカラカラに乾いています。
1か月ぶりにまとまった雨か

関東のカラカラ空気を潤す雨が、今夜(13日)から降る見込みです。西から列島を挟むように、2つの低気圧が東進するため、西から天気は下り坂となるでしょう。関東は、西からの雨雲の他に、関東沖で風と風がぶつかるシアーラインの影響を受けるでしょう。
そのため、午後は次第に雲が多くなり、夜は神奈川や千葉など南から雨雲が広がる見込みです。上空に冷たい空気が残っているため、北部や西部の山沿いでは雪となり、平野部でも降り出しは雪やみぞれとなる所があるでしょう。
ただ、西から低気圧が近づくと暖かい空気が入るため、今夜(13日)日付が替わる頃からは広く雨となるでしょう。雨は明日14日(日)昼頃までには止み、午後は天気が回復する見込みです。明日14日(日)はふたご座流星群がピークとなりますが、天体ショーが楽しめそうです。この先1週間は、再び晴れて、空気の乾燥した状態が続く見込みです。連日、各地で火災が発生しているため、タバコやキャンプなどでの火の取り扱いには十分な注意が必要です。
なお、関東地方の初雪は、昨日12日(金)までに宇都宮(12月4日)と、水戸(11月20日)で観測されています。初雪の観測は、東京や大阪は人が目視で行っていますが、そのほかの地点は降水と気温や湿度から自動的に判別して発表されています。
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路面の凍結 特に注意すべき所は

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

