
岸田文雄元首相(以下、岸田氏)が着用するワイシャツの胸ポケットに、「iPhone Air」らしきスマートフォンが収まっている――。そんな光景を確認できる画像が、BSフジの報道番組「居酒屋プライム放談」の公式Webサイト上で公開された。
岸田氏は、リラックスした様子で居酒屋の席についているが、そのスーツの胸元には黒色で単眼カメラが搭載された薄型のデバイスが確認できる。Amazonや家電量販店で広く流通しているようなクリアケースが装着されている点も含め、その特徴的な外観はiPhone Airである可能性極めて高い。
●iPhone史上最薄 極薄ボディーiPhone Airの特徴
今回、岸田氏のポケットに収まっていると目されるiPhone Airは、Appleが9月に市場へ投入した新機種。その最大の特徴はその圧倒的な薄さだ。本体の厚みはわずか5.64mm。四捨五入すれば約5.6mmという数値は、同社のタブレット端末であるiPad Pro(M4)の5.3mmと比較しても、わずか0.3mm厚い程度にすぎない。スマートフォンとしては異次元の薄さであり、Appleも「iPhone史上最薄のボディーでプロレベルのパフォーマンスを発揮できるように設計した」と、その技術力を誇示している。価格は15万9800円から22万9800円と高額な部類に入る。
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筐体には、強さと軽さを兼ね備えたグレード5の宇宙船用チタニウムが採用されている。この素材は、航空宇宙産業でも使用されるほど信頼性が高く、徹底的に薄型化されたフレームを構成する上で不可欠な要素となっている。さらに、この頑丈な金属素材は鏡面のように磨き上げられており、見た目の美しさと手にした時の高級感を両立させている。軽快さを感じさせるカラーパレットで仕上げられたそのデザインは、従来の重厚なスマートフォンとは一線を画す存在感を放つ。
セラミックシールドがチタニウムフレームを両面から包み込むという構造が初めて採用されたことで、ボディー全体の堅牢(けんろう)性が向上したという。このセラミックシールドは、高温プロセスによって生成されるナノクリスタルを含んでおり、フロントガラスに関しては従来比で3倍の耐傷性を持つとされる。
この薄さを実現するために、内部アーキテクチャは根本から見直された。これまでApple製品のデザイン言語として象徴的だったプラトーデザインを刷新し、ゼロベースでの再設計が行われている。カスタムメイドされたチップや微細なコンポーネント、そして革新的なカメラシステムを、限られたスペース内に正確に収めるための精密な設計が施された。
●岸田氏は年明けの番組に出演
iPhone Airらしき端末を胸ポケットに納めた岸田氏を確認できるのは、2026年1月4日の21時から放送される予定の居酒屋プライム放談だ。「日本の政治は夜動く」をテーマに、普段は硬い表情を崩さない政治家たちをなじみの店に招き、酒が入ったリラックスした状態で本音を引き出すという趣向のものだ。司会進行は産経新聞の水内茂幸編集長と長野美郷キャスターの「プライムニュース」コンビが務める。
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岸田氏が本当にiPhone Airのユーザーなのか、あるいは一時的に手にしただけのものなのか、2025年12月13日21時の時点では確証はない。しかし、黒色の筐体に単眼カメラ、そして実用的なクリアケースという組み合わせは、この端末が単なる小道具ではなく、実際に使用されている実機であることを強く予感させる。
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