
JRA(日本中央競馬会)が全面協力していることでも話題の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)が、14日の放送でついに最終回を迎える。
早見和真氏の同名小説が原作。競馬の世界を舞台にひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリーだ。
「ロイヤルファミリー」を演じた競走馬
実際の競馬場や育成牧場で撮影され、武豊や戸崎圭太、坂井瑠星やクリストフ・ルメールなど、実在の人気騎手が本人役で出演していることでも話題の同作。
主演を務める妻夫木聡のほか、目黒蓮や松本若菜といった実力派俳優たちに負けない存在感を見せているのが、佐藤浩一演じる山王耕造が所有する競走馬たちだろう。
中でも12月7日に放送された第9話で、落馬した際に骨折と失明の危機に陥ってしまう競走馬「ロイヤルファミリー」の好演が話題を呼んでいる。
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競走馬役はレースなどシーンによって複数の競走馬を起用しているが、失明の危機から奇跡の復活を遂げ、レースに復帰するための最終テストで北海道浦河の育成牧場を駆け抜けるという印象的なシーンでロイヤルファミリー役を演じたのが、育成牧場『ディアレストクラブ』所属のブレイヴソルジャー。
競走馬としてはまだデビュー前ながら大役に抜擢された理由などを、ディアレストクラブ株式会社の代表取締役・高樽優也(たかだるゆうや)さんに聞いた。
「撮影場所が浦河のBTC(軽種馬育成調教センター)で、馬を探しているとお聞きしました。ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』も観ていたので、ブレイヴソルジャーがとても適役出来る2歳だと思い、声を掛けさせていただきました」
撮影にあたり、
「撮影場所で走ったことがなかったので、撮影前に何度もリハーサルをして馬を慣らしていき本番に臨みました」
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という。ドラマ出演の反響はとても大きいと喜びを語る。
「会社でSNSをやっているのですが、そこでの反響がとても大きいですね。また競馬ファンだけでなく初心者の方たちも興味をもってくれたようで、ドラマをきっかけに競馬業界が盛り上がってくれて嬉しいです」
気になるブレイヴソルジャーのレースデビューについては、
「順調にいけば12月末から1月年明けの競馬を予定しています」
最後にこんなお願いも。
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「牧場では一般見学をしていないのでぜひ競馬場に足を運んでいただき、お馬さん達を応援していただければと思います!」
ドラマで競馬に興味を持った方は、ブレイヴソルジャーのデビュー戦もチェックしてみては?

